VIVIT-r
びびっとあーる
そうですね。…私自身は、ただの機械です。
だけど…私を作ったのは、人々の夢です。
その夢がまだつながっているなら、
私は立ち止まるわけにいかないんですっ!
動力は科学者エーリッヒによって発見されたエネルギー発生装置「RedStorm」。
旧世代VIVITとの人格的連続性は不明。
桜崎比良乃によると「心」があるらしく、RedStorm暴走の影響を唯一受けなかった。
VIVITと異なり、ほうきには乗っておらず単独で飛行する。
後述する「幡紫竜」の4面は桜崎比良乃が自機であるとVIVIT-rのステージとなっており、道中曲は「お出迎えさせて頂きます……」、ボスとしてのテーマ曲は「THE STRENGTH」が流れる。
尚、ボス戦が佳境に入るとBGMが「異空間の決闘」に移行する。(比良乃がボスの場合と共通)
へっぽこ性悪メイド
コミックマーケットC67(2004年の冬コミ)で発表された際は、旧来のVIVITを踏襲した主人想いの優しい性格だったのだが、C74(2008年の夏コミ)のバージョンでは(陰でエーリッヒの悪態をつくなど)腹黒い性格になっている。
VIVIT-rの性格に限った話ではなく、C74版ではストーリー全体が軽いノリに修正されており、VIVIT-rが1面でエーリッヒと戦う理由も全く異なる。
C67版 | RedStormを用いた全ての機械が暴走する中、唯一無事であったVIVIT-rが事件の原因とみなされ、エーリッヒが責任を取る形で彼女を破壊しにくる。「せめて全力で応戦してください」と命令するエーリッヒに対し「ご主人様が辛そう」だと戦いを止め、みずからの意志で火星に原因を調べに行く。 |
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C74版 | 自分のクルマ(中ボスの「ベイオン」)を傷つけられ、怒ったエーリッヒが襲ってくる。エーリッヒを倒した後はなにごともなかったように「おつかい」に出される。 |
最新版(Ver.3.00以降)ではEASYとNOMALのストーリーがC67版をベースとしたシリアス展開で、HARDとLUNATICはC74版からさらにギャグに振り切れており、公式に「へっぽこ性悪メイド」と称されるにいたる。
「瞬殺サレ道?」のぽんち氏は、これらのストーリーを「シリアス版」および「ヘンテコ版」と呼称している。
量産型VIVIT?
「幡紫竜」の時代ではVIVITの廉価版が量産されており、VIVIT-rもその内の一体であると解釈されているが、作中にそのような描写は見当たらない。
おそらく、比良乃を自機として進めた場合、4面で大量のVIVITに襲われることから、このような説が広まったと推測される。
このステージでは、暗い洋館で大量のVIVIT(色違い)が襲い掛かってくるのだが、これらVIVITの群れは幻影のように出現するため、実体があるとは考えにくい。
「幡紫竜」の4面はワープ装置の暴走で自機が巻き込まれた異空間であり、同じタイミングで異空間に来ているVIVIT-rの方は、夜の神社で化け化けの群れに襲われている。
おそらくはVIVIT-rと比良乃の心象風景のようなものが、お互いに展開されているものと思われる。
VIVIT-rの場合、己が量産されモノ化されることへの漠然とした不安の現れとも考えられ興味深い。
尚、「幡紫竜」のシリアス版では、敵がVIVIT-rを機械あつかいし、「機械より人間を優先すべき」とする差別発言を受けるシーンが随所にある。
桐島雄太「ねーさんどうせ機械でしょ?
おもちゃみたいなもんじゃん。」
イリア「よくやるね。いや、所詮道具だし、
良くできてるね…ってとこかな。」
トリア「そう…私たち人間の発展のために、
機械人形には退場していただきましょう。」
ラグナス「…機械でしょう?人間を優先しましょうよ。」
「ガラクタが…ねえさんより価値があるかっ!」
反面、エーリッヒはVIVIT-rを実の娘のように大切にしており、VIVIT-rだけが暴走を免れた一因となっている。
記事冒頭のセリフは「機械ふぜいが…どうして逆らうっ!」と激昂するラグナスに対する返答。
C67版のみ、ボス戦でS.Eの名称が表示される。
(自機が使用するボムもS.Eと表記されている。)
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