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概要編集

ハルタでVol.60(2018年12月15日発売)からVol.108(2023年10月14日発売)まで連載されていた漫画作品。


作者は大上明久利


単行本全6巻完結。


あらすじ編集

1945年9月、第二次世界大戦終戦直後の東京である「戦後処理」が行われていた。

人体実験によって生まれた人間兵器「変異体(ヴァリアント)」たちの殲滅である。

変異体たちは頭を完全に潰さないと死なないほどの高い耐久力を誇る。


復員兵の近衛勘九郎はある日、変異体と憲兵のいざこざに巻き込まれてしまう。

変異体に命を狙われた勘九郎を助けたのは、変異体ながらGHQ治安衛生局に所属し変異体狩りに勤しむ少女砕花であった。


2人で互いに助け合って窮地を抜け出した後、砕花から部下になるよう誘われた勘九郎は治安衛生局へ所属することになる。


登場キャラクター編集

GHQ治安衛生局編集

  • 近衛勘九郎(このえ かんくろう)

フィリピン帰りの復員兵。戦争中は衛生兵ながら89人を殺し、「死神」と呼ばれた。

戦争で帰る家も家族も失い、砕花の勧誘によって彼女の部下になる。


  • 砕花(さいか)

731部隊によって造られた変異体の少女。

高い耐久力を持ち、武器の扱いも上手い。戦闘以外は年齢相応。

変異体としての番号は「358号」。本名は「サイカ・フローレンス・フォン・ミュラー・ロコポワ・デ・バスケス・イ・ベガ」。


  • 岸本御風(きしもと ぎょふう)

局長の男性。元713部隊の研究員で、変異体を造った張本人でもある。


  • ジュリア・H・マードック

GHQの特別参謀の女性。砕花の上官。

変異体を人一倍憎んでおり、砕花のことも頑なに「358号」と呼び続け、銃撃を含めた暴力を日常的にふるう。


  • 一ノ瀬亜矢(いちのせ あや)

医療課の主任医師。子供みたいな見た目だが成人済みで、喫煙者。


  • グラハム
  • アレックス
  • パブロ

海兵隊の兵士たち。


奇兵隊編集

変異体で組織された部隊。解体命令に抵抗する。

  • 玄森人見(くろもり ひとみ)

左腕が無い男性。砕花に戦闘を教えた師匠。


  • 柳巴菜(やなぎ はな)

仲間から「中尉」と呼ばれる女性。数々のテロ行為を先導する戦闘狂。


  • 三浦実篤(みうら さねあつ)

元陸軍中将の男性。軍事政権の樹立を志す。


その他編集

  • 萩原暮鳥(はぎわら ぼちょう)

近衛の行きつけの居酒屋で店主を務める女性。

夫は戦争に行き、帰って来なかった。


  • 後藤利一(ごとう としかず)

近衛の幼馴染の男性。左目は義眼であり、これが理由で戦争に行かずに生き延びたため、「幸運の義眼」だという。

「リーチ・ゴトー」の名前で密売人として活動している。


外部リンク編集

コミックウォーカーの掲載ページ

ニコニコ漫画の掲載ページ


関連タグ編集

漫画 KADOKAWA

戦後 GHQ

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