ストーリー
夏がやってくる
開幕:旧友であるクロヴィスが代筆したシェイクスピアからの手紙を受け取ったファムは、仲間と共に「夏」を司るエーテ学園を訪れる。
だが、校門で出くわした学生ハーピーにクロヴィスの名前を出した瞬間、襲撃を受けてしまう…。
終幕:学生ハーピーを撃退したファムは彼女が残していった言葉の意味を考える。
果たして、その言葉の真相とは。ファムは決意と共に校門を潜り、エーテ学園へと足を踏み入れる。
その男、石像につき
開幕:園の中央にある「大石像広場」へとやって来たファム達。だが、彼女達にはずっと気になっている「とある物体」があったわけで――
それは凄まじい大きさの石像だった。その石像のモチーフとなった人物の名はウィリアム・シェイクスピア。この学園の学園長の名前だった…。
バリケードを突破せよ!
開幕:目の前を通り過ぎたパックを追い掛け、ファム達は講堂の前にやって来る。
だが、そこでは教師のロミオが拡声器を用いて中に立て籠もった生徒達に言葉を投げ掛けている最中だった…。
終幕:ロミオ率いる学生ハーピー達を撃破したファム達。だが、敵の数は非常に多く、苦戦は免れない。
そんな中、シャクナが魔術を用いてバリケードを破壊し、講堂の中に逃げ道を作る。ファム達はすかさず逃げ出すが――
聖女と呼ばれた生徒会長
開幕:講堂に侵入したファム達を当然のように中に立て籠もっていた生徒会長、ジャンヌ・ダルク達が迎え撃つ。
ファム達は仕方なく、彼女と戦うことになるのだが…。
終幕:ジャンヌ・ダルクを撃破し、ファム達は何とか彼女と会話をする機会を得る。
そこでエーテ学園に起きた出来事を耳にした一行だったが、その内容は耳を疑わざるを得ないものだった。
さぁて、どちらにつく?
開幕:自分達に救援を要請してきたクロヴィスがジャンヌ達生徒側ではなく、教師側に付いていることを知り、困惑するファム。
ファムは自身がどちらを支持するのかについてジャンヌに明確な言葉で自らの決意を伝える。それは――
戦場での再会
開幕:ジャンヌ・ダルクの意見に賛同し、彼女と共に行動することを決めたファム一行。まずは仲間を増やすべく、講堂を脱出して、ジャンヌが挙げた「とある人物」の元へと向かうことになる。
だが、ついにロミオ率いる執行部の面々が講堂内部へと踏み込んできて――
終幕:講堂での戦いで、旧友であるクロヴィスと再会したファム。同じ生徒会に所属していたジャンヌを裏切り、教師側についたクロヴィスの決定を批難するが…。
最終的に講堂からの脱出に成功した一行は生徒会の顧問を務めていた教師「ジル・ド・レ」に会いに行くことになる…。
尊き信仰
開幕:待ち合わせに遅れたルートヴィッヒ率いる三人は対策本部に通され、そこでジル・ド・レとジュリエットの二人と出会う。
そんな中、対策本部にジャンヌ・ダルクが強襲を仕掛けて来たという報せが飛び込んできて――
終幕:攻め込んで来た生徒達を蹴散らしたルートヴィッヒ達の前にロバ耳の伊達男、ニック・ボトムが現れる。
同じ生徒会メンバーであるジュリエットとの口論の末、逃げて行ったニックを見送ったルートヴィッヒ。すると、そこにやって来たのはファムとジャンヌで――?
高校教師
開幕:ジル・ド・レの説得に成功したジャンヌとファム一行。そんな中、ジル・ド・レから更に良いニュースがもたらされる。
気をよくするファム達だったが、ハーピー達を伴ったロミオが一行の前に現れて――
終幕:ハーピー達を倒した後、なんとロミオが敵であるはずのファム達にとある衝撃的な内容の相談を持ちかけてくる。
明かされた事実に動揺を隠せなくなるファムだったが…。
それは、秘められし恋
開幕:現れたジュリエットを宥めるべく、ロミオは彼女に優しく、そして真摯な言葉で訴えかける。
だが、彼女の表情に友人であるジャンヌ・ダルクは妙なものを感じ取っていた。
そして、事態は思わぬ展開を迎えることとなる――
終幕:殺意を剥き出しにして、襲い掛かってきたジュリエット。ファムは彼女にプランタン学園で遭遇した「イビルフェアリー」が取り憑いている可能性が高いと考える。
だが、明確にジュリエットを救う手段を持たない一行は次の行動に困り果ててしまう。そんな中、とある人物が姿を見せて――?
夏の魔物
開幕:現れたクロヴィスの活躍により、ジュリエットに取り憑いていたイビルフェアリー、「夏の悪精・ポーチュラカ」が姿を見せる。
罵詈雑言をバラ撒き、人間を見下すポーチュラカは学園の生徒達を操り、ファム達にけしかけてくる。
終幕:学内の生徒を手当たり次第に操り、けしかけて来るポーチュラカに苦戦する一行。
彼女の外道としか言い様のない言動に強い苛立ちを覚えることとなる。だがそんな時、とある意外な人物が戦場に現れて――?
学園長にして戯曲家
開幕:エーテ学園学園長、ウィリアム・シェイクスピア――
ついに姿を見せた彼に連れられ、ファム達は劇場へと改装された体育館へとやって来る。突飛なシェイクスピアの思考を目の当たりにした一行は学園の自由を守るため、彼に戦いを挑む。
終幕:ェイクスピアの力は極めて強大であり、ファム達の力では到底、歯が立たなかった。
そんな中、ファムは妖精のパックが劇場の傍らでシェイクスピアと視線を交わしている光景を目にする。彼らの行動はいったい…?
真夏の答え
開幕:シェイクスピアとの決戦の舞台である滝へと向かう一行。だが、強大な力を持つ彼に打ち勝つための手段が未だに一切思い浮かんでいない状況にあった。
そんな中、ファムはパックの存在に大きな疑問を持つ。彼女の役割こそがシェイクスピアを打破するための手掛かりになるようなのだが…?
真夏の青春群像
開幕:ついにシェイクスピアとの二度目の戦いを迎える一行。だが「必勝法」を思いついたと豪語していたファムの口から飛び出したのは、一同が呆れ返るような、どうしようもない提案だった。
クロヴィスはファムを当てにすることをやめ、ジャンヌとジュリエットと共に、決戦に臨む。
終幕:圧倒的な力を誇る学園長、シェイクスピアとの勝ち目のない戦いに臨んだクロヴィス達。だが、決戦の行方は誰もが想像しない展開を辿る。
そして明かされる衝撃的な事実…。妖精パックが姿を見せたとき、この「舞台」の常識が大きな変化を見せる。
すべての舞台裏にて
開幕:今回の事件の全てがシェイクスピアによる自作自演であり、エーテ学園の生徒と教師全てを巻き込んだ壮大な映画の撮影であったことを知り、呆れ返るクロヴィス。
一方で、いち早くその事実に気付いていたファムはクロヴィスから糾弾される羽目になって――
終幕:全ての事実が明らかになり、ファム達はエーテ学園を後にする。
だが、一度ならず二度までも自分達の邪魔をされたイビルフェアリー達はファムに強い憤りを覚えていた。彼女達の決断とは…。
前回 | グリムノーツ学園「通りすがりの転校生・後編」 |
---|---|
次回 | グリムノーツ学園「時計塔学園殺人事件?」 |