「これは『教会』として必要最低限な要素だけ詰め込んだ『服のカタチをした教会』なんだから。布地の織り方、糸の縫い方、刺繍の飾り方まで……全てが計算されているの。包丁ぐらいじゃ傷一つつかないんだよ?」
鎌池和馬『とある魔術の禁書目録』、株式会社アスキー・メディアワークス、2004、p48
概要
現状、作中ではインデックスのみが着用しているので、基本的には彼女が着ている修道服の事を指す。
イエス・キリストが着ていた布地のコピー品であり、物理、魔術両方に対して絶対の防御力を有する……らしい。残念な事に原作一巻の50頁いくかいかないか程度で上条当麻の幻想殺しによって、作中では一切の直接的活躍を見せる事なくただの布地になってしまった。強いて言えばインデックスをすっぽんぽんに剥く為のフラグを立てるたった一度の大活躍をしたとは言えなくも無い。
上記の通り、ご都合主義で糸という糸が綺麗にほどけて布地がバラバラになってしまったので、応急処置としてインデックスの手で安全ピンを使って何とか服のカタチに戻った。ので、インデックスが着ている歩く教会は厳密には元・歩く教会である。
作中の表現を見るに「特定の人物が着用しないと効果を発揮しない」また「世界に一つしか存在しない」類の物では無い筈なのだが、これを着用している人物は今の所インデックスのみである。
ただ姫神秋沙には能力を封じるため、歩く教会の機能を限定的に付与された十字架を着用しており、オリアナ曰く禁書目録クラスの重要人物が付けるものである事が語られており、それだけ重要な霊装である事がうかがえる。
しかも原作が新約へ突入しようと、アニメ第三期が始まろうと頑なに安全ピンでの応急処置のままで着用しており、本人は修復したり別の服を着たりする気が無いらしく大変危険な状態のままとなっている。
しかし今となっては安全ピンも含めて彼女の大切なアイデンティティとなっているので、おいそれと他者に着られたり補修されてもメインヒロイン的に困るのだろう。
蛇足
第一期のアニメ、23話にてスカート部分の安全ピンを二つ三つ外す描写があり、それだけで腰元ギリギリまでスリットが入った様になっていた。つまり普段の描写では省略されているピン止めの部分からチラチラと素肌が見えている筈であり、実は厚着であるのに恐ろしく際どい衣装なのかもしれない。