『我スルーされる、ゆえに我在り』 【アニメDVD予約特典より】
CV:能登麻美子
概要。
上条のクラスメイトの高校1年生。元霧ヶ丘女学院の生徒。「原石」の一人。
黒髪ロングの、寡黙で表情が読みにくい少女。
別に巫女の家系というわけでもないが、普段は常時巫女服を着用している。
本人のシュミなだけなのかもしれないが、もはや巫女服は彼女の一種のアイデンティティになっており
制服状態ですら地の文で「巫女服が似合いそうな」などと形容されてしまうほどだから筋金入りである。
とある高校に転校以降は基本的に学生服着用で、巫女服は着ていない。
魔法使いにあこがれており、スタンガンや電動ガスガンを「魔法のステッキ」、殺虫剤を「魔法のスプレー」等と称する事がある。
かつて住んでいた村を自身の血によって壊滅させ、隣人や家族を皆殺しにしてしまった過去を持つ。
また、禁書目録で最も不遇な扱いを受けているであろう人物である。
(例:お色気イベントの後に腹を裂かれる、巻を追うごとに出番が減る、魔術師に間違われて殺されかける等)
原作者にも彼女に関する伏線は回収済みと言われており、今後ストーリーに深くかかわることは恐らくないであろう・・・、とされている。一応、彼女は原石であり、かなり希少な存在なのだが、もう一人の原石が色々と強烈なので、原石関連で出番があったとしても出番を彼に食われる可能性がかなり高い。
能力。
『吸血殺し(ディープブラッド)』
「甘い香りで誘い、その血を吸った吸血鬼を問答無用で灰に返す」能力。
学園都市の開発術ではなく、自身の生まれついた環境から発現した「原石」と呼ばれる能力の一つである。
真に恐るべきは死ぬとわかっていても吸わずにはいられない誘惑性を持つこと。無差別広範囲に作用するので、何もしなくても吸血鬼をおびき寄せて殺してしまう。
誘惑範囲は少なくとも村ひとつ分で、吸血鬼を呼び寄せてしまったことから考えると、さらに広い可能性もある。
吸われる事が前提である以上、姫神自身の吸血鬼化や失血死を防ぐ作用もあると思われる。
なお、『血』に直接関わる能力ゆえか自身・他者問わず「血の流れ」に詳しく、応急処置が上手くなるという副産物がある。
二巻終了後は歩く教会の効果を一部抽出したケルト十字架によって封印されている。
能力の性質上、吸血鬼にしか効果がないため、吸血鬼が(現時点で)登場していない本編ではあまり目立った活躍が出来ない。
『謎の特別追悼企画』(姫神追悼祭)
本編の扱いに加えて漫画版「とある魔術の禁書目録」で三沢塾編をすっ飛ばされた事を不憫に思われ、原作16巻と漫画版「とある魔術の禁書目録」の単行本二巻と、電撃大王で連載されている「とある科学の超電磁砲」二巻の単行本で行われた、姫神追悼の為の企画。これら3冊のあとがきでそれぞれの作者による姫神が描かれている。