概要
『死亡フラグ』シリーズは七尾与史のデビュー作を含む日本の推理小説のシリーズ。
貧乏フリーライターの陣内と彼の高校時代の先輩である天才投資家の本宮のコンビがさまざまな事件に立ち向かうシリーズである
主な登場人物
陣内トオル(じんない とおる)
売れないフリーライター。
主にオカルト雑誌『アーバン・レジェンド』に怪しげなネタを寄稿して食いつないでいるが本人はいたって善良な現実主義者。そこそこイケメン。何か困ったことが起こるとすぐに先輩の本宮に助けを求める。
本宮昭夫(もとみや あきお)
陣内の高校時代の1学年上の先輩。東大卒の天才投資家。一度も定職に就いたことはなくバイトで溜めた20万円を元手に株式投資を始めいまやその資産は100億を超える。学業優秀なだけでなく喧嘩もめっぽう強く、阿波踊りのような拳法で相手を倒す。陣内とは高校で同じバドミントン部に所属していて、ダブルスのパートナーでもあった。陣内の相談事になんでも乗り、絶妙なアドバイスを与える。小柄な割に頭だけが大きく腹話術の人形のような外見。ハーモニカの才能もありいつも首からハーモニカを提げている。
岩波美里(いわなみ みさと)
陣内が出入りしている、破綻寸前の出版社「文蔵社」の編集長。
数々の雑誌を手がけては廃刊に追い込んでおり唯一存続しているのは都市伝説をテーマにしたオカルト雑誌『アーバン・レジェンド』のみ。自称、「美人敏腕編集長」。仕事に行き詰ると「男はいねぇか」とわめき始める。雑誌の売り上げのためならでっち上げもいとわないが机上で空想しただけの手抜き記事では納得せず取材源や裏づけが明らかなものでないと認めないという仕事に対する厳しさも持ち合わせている。そのため陣内にいつも無理難題をおしつけることになる