「やっぱり……いい女には、たばこと屋上と……そしてヒラヒラ服だわね……」
概要
第一章『Down the Rabbit-Hole――「空と世界」の物語』の主人公。
祖父から習った古武術により喧嘩に長けた「明るく暴力的な」少女。
幼馴染の若槻鏡曰わく成績優秀でもあったようだが、現在(本編)ではタバコを好み授業をサボることも多い自堕落な性格となっている。
基本的に男が嫌いであり、特に下心から言い寄ってくる男子は鉄拳制裁にて排除する。
記憶力に問題があるらしく、作中ではたびたび特定の人物の顔や名前を忘れ、周囲から窘められる場面が見受けられる。
第一章ではマンションの屋上から落ちてきたぬいぐるみを拾ったことにより、謎めいた少女の高島ざくろや音無彩名と出会い、世界終末の日『終の空』へ至る物語に巻き込まれていくことになる。
終の空が近づいても狂気に駆られない稀有な存在であり、作中では『調停者』として、終の空に振り回される者を鎮める役割に『選ばれて』いる。
名前は本作のモチーフとなった作品『終ノ空』の主人公『水上行人』が元と思われる。