水蓮(薬屋のひとりごと)
すいれん
CV:土井美加
『薬屋のひとりごと』の登場人物。
補佐役と秘書の仕事を一人でこなす高順、書類整理を任された馬良ら数少ない側近と壬氏に仕える初老の侍女。壬氏の教育係としての乳母でもある(壬氏に乳を飲ませた乳母は高順の妻)。
壬氏の食事の用意や邸宅の掃除を一人でこなす。口調こそ上品で穏やかだが抜け目なく、使える人材はとことんフル活用していく。水蓮曰く「何人か侍女を入れたことがあるが、壬氏の色気に当てられて使い物にならなくなり、すぐに辞めさせた」とか。
猫猫曰く抜け目のなさは「やりて婆並」とのことで、猫猫も他の侍女も彼女には頭が上がらない。
水蓮は元々庶民出身で、娘を産んで間も無く夫が亡くなり、家督争いに巻き込まれる前に後宮入りをした。その際に当時先帝の子を身ごもっていた10歳にも満たない現在の皇太后・安氏と出会い、彼女の侍女として後宮内のあらゆる悪意から彼女を守り抜いた。そのため伝説の侍女と呼ばれており、当時を知る医官たちもその器量は凄まじかったと述べている。その後皇太后が皇帝を産んだ後もまだ子どもの彼女には子育てすることもできず、水蓮が乳母として皇帝を育て上げた。そのためか壬氏だけでなく、皇帝も未だに水蓮には頭が上がらない。
妃になった娘に対しては「阿多様」と呼び、あくまでも帝の妃として接している。「娘」の事を話す時はお転婆でとんだじゃじゃ馬だったと語っている。
皇帝や阿多の事を間近で見てきた為か、皇帝が阿多を一途に想い正妻に出来なかった事を悔いている事も見抜いており、だからこそ壬氏には猫猫のことで後悔して欲しくないと思っている。
つまり彼の祖母にあたるのだが本人がそれを知っているのかについては不明。
お忍びの街歩きのとき、壬氏が身分を隠すため変装したときには、猫猫に娘が若いころに着ていたお嬢様風の服を貸している。
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薬屋こと、猫猫。彼女を取り囲む環境には、一筋縄ではいかない者ばかりが存在する。それもそうだろう。いくら外側の部分に当たるとはいえ、そこは後宮なのだから。さまざまな身分の者たちの想いの行く末は、だれにもたぶん、わからない── 漢字表記について、アンケートを設置しました。 ご協力のほど、よろしくお願いいたします。3,265文字pixiv小説作品