概要
ひまつぶしに街なかをゆったりと歩くこと。映画の待ち時間や終了後、バス・電車の待ち時間にウインドーショッピングをして歩くこともある。
行き先の目標はあるようでもないようでもあり、ないようでありながらあるようでもある。
そして、ゆったりと歩くことから途中で行き先の目標に行くことをあきらめて家に帰ることも「街歩きあるある」である。
ただし、街に引っ越してきた人や旅人、あるいは住民にとっても地図やガイド本にないカフェやレストランを見つけることで新鮮な発見があることもある。
また、あまり表に出てないが二次作品やバラエティーの隠れたテーマになることもある。
例 映画 『ローマの休日』
歌謡曲 『フライデー・チャイナタウン』(泰葉)、『DOWN TOWN』『う・ふ・ふ・ふ』(EPO)
バラエティ『ブラタモリ』
アニメでもストーリーの全部というわけではないが、『ご注文はうさぎですか?』ではココアたちが木組みの街によく出かけており、アニメ『薬屋のひとりごと』第17話のサブタイトルはそのまま「街歩き」である。
『薬屋のひとりごと』
第17話「街歩き」、第18話「羅漢」冒頭で壬氏と猫猫が街歩きを楽しむ様子が描かれた。
ある日の夕刻、猫猫は壬氏から化粧を施すことを頼まれる。
聴けば休みを取った猫猫の里帰りにお忍びで同行して街なかを見たいということであった。
頼みを引き受けた猫猫は朝から「南方の国から来た男」「贅肉がある」という設定で化粧を施すが
壬氏から「戦場に出たことがある」と言われた猫猫は
「意外に筋肉質であること」「手のひらに剣術や棒術で鍛えた豆があること」に驚き、
変装後も、どこかアンバランスで美貌と高貴さがにじみ出ることに驚く。
直後に猫猫は水蓮と高順につかまって化粧を施され、「お嬢様・猫猫、従者・壬氏」という変装ができあがる。
花街近くの繁華街を楽しそうに歩く壬氏と猫猫、
壬氏は偽名として「壬華」を名乗る。猫猫は「壬」も「華」も男の名とありえないことはないが、さほど多くもないことに違和感を抱く。
そして、夕方近くになったころ、壬氏は漢羅漢に問われたことを猫猫に聴く。
「妓女の価値を下げるにはどうすればいい?」
そのとたん、猫猫の表情はなくなり
「不愉快なことを聞きますね。いろいろ方法はありますが妓女をはらませればいい」
と答え、壬氏を置き去りにしてその場から立ち去った。