日本推理作家協会による推理小説の公募文学賞。
正賞の江戸川乱歩像、賞金一千万円の他、受賞作は刊行・映像化される。フォローが手厚いことでも知られ、新人作家の登竜門と言われる。
概要
江戸川乱歩本人による寄付を基金として制定される。
1955年に日本推理小説界への貢献に対する賞として始まり、第1回は中島河太郎(「日本探偵小説辞典」)、第2回は早川書房(ポケット・ミステリの出版)が受賞した。
1957年の第3回から、公募による長編推理小説の文学賞となる。「広い意味の推理小説」を対象とするため、作品はバラエティに富んでいる。また、ほぼ事実上の新人賞ではあるが、第58回の高野史緒のように、他分野で業績のある作家が受賞する場合もある。
主な受賞者については、ほとんどの受賞者が書き落とせない作家なので、外部リンクの受賞者一覧を参照のこと。