概要
泉北高速鉄道5000系は泉北高速鉄道(旧:大阪府都市開発)が1990年から運用している鉄道車両である。これまで泉北高速鉄道は、直通運転を行っている南海電鉄の車両を基にした車両を導入していたが、5000系は泉北高速鉄道初となる完全新規設計の車両となった。1995年までに、8両編成5本の計40両が導入された。自社線のほかに南海高野線への乗り入れも行っている。
車体構造
主にステンレス車両が多い南海線系統では珍しく、アルミ合金製。全体が白に塗装されていて、登場時は側窓下に青と水色の2本のラインが入っていた。このラインは2023年の更新時青一色に変更されている。また、上部には青のラインが入っている。上部のラインは先頭車の一番手前のドア後ろから斜めに下りて車体下部のラインにつながっている。のちに7000系の営業運転開始と同時に、先頭車側面の青のラインの窓下部分に"SEMBOKU"ロゴが追加されている。
走行機器など
制御装置は直通先の南海1000系と同様の日立GTO-VVVFで、泉北高速鉄道では初めて採用された。ブレーキは電気指令式、台車はボルスタレス台車を採用。当初VVVFは初期タイプのものであったが、後の更新工事の際に後期タイプのものに換装された。(VVVFインバータは2020年頃の更新工事でIGBTに換装されている)