(さよなら、ニッポン……さよなら、あきらちゃん……。俺は、今初めて自由になったんだ。のんびり気楽に南の海で暮らすんだ……遠く南の海から、地球の平和を祈っているよ……!)
演:野内俊司
概要
桃井あきらの幼馴染にして、太古の海を支配していた海彦一族(後述)の末裔の青年。
あきらからは「ヨタロウ」と呼ばれていたが、彼自身はこのあだ名で呼ばれるのを恥ずかしがっている模様。
海彦一族でありながら横泳ぎするのがやっとである程のカナヅチであり、初登場時も稽古がてらアスレチッククラブ内のプールで泳いでいた。
海彦一族には彼の他に、小学校教師の海野(演:高橋利道)らが地上人に紛れて暮らしており、彼らはカイガラーの笛の音を受けて両手足には水かき、頬に鱗、背中からは背びれが生えた姿に変わって行った。洋太郎もまた海彦一族としての姿を現す。
カイガラーが倒されても洋太郎は元に戻ることはなく、以前から夢見ていた「南の海でひっそり暮らす」ことを果たそうと決意した洋太郎は浜辺に❝さよなら❞とメッセージを残し、あきらに別れを告げて海の彼方に去った。
海彦一族
かつて海を支配していたと言われる水棲人。両手足には水かき、頬にも鱗が生え、背中からは背びれが生えているといった姿をしていた。
その末裔達は、人間と変わらぬ姿で社会に溶け込んでいる。中には、自分達が海彦一族であったことに気づかぬ者もいる様子。その苗字には「海」の字が入っている者が多い。
カイガラーの笛の音により、海彦一族の姿に戻された。そしてカイガラーに操られてコンビナートを襲おうとしたが、現代の汚染された大気と海水には耐えられず、使い物にならないと蔑まれた洋太郎以外は全員死んでしまった。
第47話「朝日に消えた人魚」では、海彦一族と同様の水棲人類として人魚族の存在が語られているが、両種族の関連は不明。