「オレは諦めねーぞ!忘れてたまるか!」
「怪異だから危ないからって全部祓っちまうのは なんか…違ぇんじゃねーかって…」
CV:千葉翔也
概要
かもめ学園中等部3年1組、源家の次男で祓い屋だが怪異を祓ったことはない。
普段から退魔具の「雷霆杖」を持ち歩いている。
同じ学園に兄の源輝が在籍しており、兄としても祓い屋としても慕っている。また5歳の妹がおり、彼女の発言から父親の存在は確認できるが母親は「いない」と言っている。
最初は花子くんを祓おうとするも返り討ちに遭っており、ミサキ階段の時までは警戒していたが花子くんの行動を見る内に考え方を思い直すようになる。また、八尋寧々に対しては種類は明言されていないものの、好意を抱いている様子が顕著に見られる。
特技は料理で好きなおやつは芋ようかん。最近の悩みはないとのこと。(4巻時点)
人物
オラオラ系でわんこ気質な男の子。純粋で真っ直ぐ故なのかエロネタには照れる傾向あり。
勉強が得意ではないが料理は得意であり、妹は幼く兄は家事だけはどうしようもなく壊滅的であるため家の家事を担当している。
右耳に交通安全お守りのピアスを着けているが由来は現在不明。
おでこに傷跡らしきものがある。
生意気な部分こそあるが他者を思いやる優しさを持つ、自己犠牲を良しとする根っからのお人好し。良くも悪くも素直かつ純粋な性分であるため最初は敵対していた花子くんや八尋からもすぐに信用されており、自分が怪我を負っても他人のために動ける善人。しかし、人としては美点でも如何なる怪異でも危険性があれば即座に祓わなければならない祓い屋としてはこの性格は致命的に噛み合っておらず、弟に甘い兄の輝すらはっきりと「祓い屋に向いてない」と言われてしまっている。実際必要ならば容赦なく怪異を滅ぼす輝と違って、問答無用で襲いかかるような怪異でもない限り、相手の話をちゃんと聞いて成仏のために協力しようとしたりする面が見られ、花子くんからも「あまり死者に優しくしてはいけない」と言われている。一方でそんな作中ではそんな彼の性格が結果的に事態を良い方向に転がすこともあり、まだ未熟とはいえ一般人よりは身体能力も高く、あくまで性格的にあまり向いていないだけで祓い屋としての才能自体は決して低くないと思われる。
ミサキ階段の一件以来、花子くんのことを『悪い怪異だとは思えない』と思い始めており、「怪異は祓うべきもの、いい怪異などいない」と言う兄の輝とは考え方で衝突することになる。祓い屋として優秀な兄を純粋に慕っており『これは正しいこと』と思い、兄によって祓われようとしている花子くんを一度は見届けそうになるが間際の花子くんの言葉を聞いて思い直し、兄に反発した。その際に花子くんを祓うかどうかは自分に預けるように兄に提案し、輝は「今は泳がせておいて様子を見る」ということで妥協した。
以降、光は花子くんを監視することになり『ちょっとでも悪さしやがったら即効祓ってやるから覚悟しとけ!!』と宣言している。
八尋に対しては初対面の時からときめきの様なものを覚えており、八尋を「かわいい」と思っている。怪異に襲われそうになった時は守ったり、八尋のある一件に関して『何があってもオレは先輩の味方ですから』『何か…しんどいこととかあったらオレのこと思い出してくれたらって……』など献身的な想いをみせている。
向こう見ずではあるが自身が未熟であることは理解しており、話を追うごとに成長もみられる。しかし八尋のこと、ミツバのこと、自分の修行のことなど多くの事を背負い込み悩んでしまい、自身の器量を考えずに抱えてしまうところはまだ彼の未熟さを表している。
雷霆杖
光が使用する退魔具。恐らく錫杖をモチーフにしていると思われ、頭部の輪形内には六芒星があしらわれている。持ち主の霊力を退魔の雷に変換して打ち出し怪異を祓う。威力は高いが使い手である光自体が未熟なため反動が大きく手が火傷してしまう。
普段は霊杖の頭より下部を布に包み、その見た目は傘のようになっている。
第3の怪にて花子くんに「封」の札を六芒星部分に貼られてしまい、雷の威力を抑えられてしまう。(光では剥がせないため、それ以降は貼られたままである)