八尋寧々
やしろねね
『花子さん、花子さん、いらっしゃいますか』
CV:鬼頭明里
かもめ学園高等部1年A組、園芸部所属。ある事をきっかけに花子くんの助手になる。
成績はあまり良い方ではなく、主要5教科以外の点数が良い。
好きなおやつは苺大福、特技は土いじり。最近の悩みは『男運が悪い』(4巻時点)
自分の願いを叶えるため花子くんを呼び出し、恋愛成就を願うものの身勝手な行動により、花子くんに止められた「人魚の鱗」を飲んでしまう。
人魚の鱗は、同じ人魚から取れた鱗を飲んだ者同士は恐ろしい呪いを受ける代わりに、非常な強力な縁で結ばれるとされている。その後、「恐ろしい呪い」を受けたため魚の姿になり、人魚の眷属になってしまいそうになったところを花子くんに助けられ、願いの代償として花子くんの「助手」となる。
花子くん曰く、『チョードほしかったんだよ人間の助手』との事。
朗らかで優しい女の子だが、元気が空回りしているタイプの天然さん。良くも悪くも自分の気持ちに素直な人間であり、読切版ではかなり攻撃的な顔を覗かせている。
かなりの面食いで、好きなタイプは眉目秀麗な王子様。
源光が花子くんを祓いに来たときには花子くんを庇ったり、親友の葵が境界に消えたときは助けに行くなど優しく勇敢であるが向こう見ずで危うい様子が随所にみられる。花子くんには「俺がちょっと目を離すとすぐイケメンと怪異に引っかかる」と言われている。
足首が太いという特徴があり、周りから大根に例えられたりしている。本人はコンプレックスに思っており、大根呼ばわりすることに対して全力で否定している。
花子くんとの出会いを切掛に様々な怪異と出くわす羽目に陥った薄幸の美少女(自称)である。
一方で、どこまでいってもごく普通の少女であるためか、常人とは根本的に価値観が異なる『怪異』との関わり方に思い悩んでおり、目的の為には手段をさらさら選ばぬ花子くんに心を痛めることもしばしばである。
ネタバレあり。
助手として彼のお手伝いをしている。タイプとは程遠いがミサキ階段の解決時に頬に「おまじない」と称されてキスされた事から、少しずつではあるが意識している様子。
3巻にて花子くんの過去を見た事から、彼について知りたいという思いが加速していくものの、意識しすぎるあまり一時期は避けてしまっていた。タイプではないと言いつつも彼の事は大切に思っているよう。
初めの頃は接点もあまりなかったが、次第に親密になり「友達」として接する様になる。共に花子くんの過去について探るため16時の書庫で本を探したり、花子くんのために一緒にドーナツを作ったりしている。
八尋に一目惚れしているが、本人すらその想いに半分無自覚である様子が見てとれる。八尋にとってタイプではないが光が七不思議一番のミライの力で一時的に大人の姿になった時は、兄の輝そっくりのイケメンであったためときめいている。
以下6巻以降の物語のネタバレがあります。ご注意下さい。
『ななばんさま もしかしてその子…もう寿命が残ってないの…?』
時計守編にて、未来を司る「ミライ」により老化させられそうになるが八尋の時は進まなかった。これにより八尋は1年もしない内に死んでしまう運命であることが明かされる。
花子くん曰く、そもそも花子くんを呼び出せるのは彼岸に近い存在もしくは源光のように霊力が強いか、そうでないのなら死期が近いからしく、その為か八尋の寿命については最初から知っていた。この時、八尋は気絶しており事実を知らなかったが後にエソラゴト編にて自分の寿命が残りわずかだと知る。最初は動揺していたものの、メイちゃんとの出会いを通してどう在るかを考え、自分を生死に囚われないエソラゴトの世界に閉じ込めようとしていた花子くんに反発し「今思っていること」をぶちまけた。
『ずっとここにいるなんていやだ ちゃんと生きていたいの!』
『私っ ほんとの世界で生きていきたい 来年も再来年も…90年後くらいまで!』
そして八尋は運命から逃れるべく決意するが「生者の領域では対処するのは難しい」と四番に指摘され、彼女が提案したのが「七不思議一番に会いに行く」というもの。
七不思議一番は時間を司る怪異であり、また最も旧い七不思議である為、四番や七番が知らないことを知っているかもしれない…からである。八尋は時計守末席である茜に相談しようとするが……。
この寿命が近づいている問題に対してエソラゴト編から現在連載中の本編の長きに渡り、心苦しくも花子くんと衝突することになる。
「どんな手段を使っても八尋を生かしたい」花子くんと、「何かを犠牲にする事なく花子くんと一緒にいたい」八尋。両者の願いは切ないすれ違いとなり、八尋を苦悩させることとなる···
コメント
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