CV:富田美憂
概要
ファイル7「猫の忍者に襲われる」(アニメでは八話)より登場。
空魚と同じ大学に通う一年生。空手の県大会で優勝した経験を持ち、空魚は「カラテカ」と呼んでいる。
明るく好奇心旺盛な性格で、空魚を先輩と慕うが、空魚はそれをやや鬱陶しく感じている。ネットロア「猫の忍者」の怪異に襲われた事から、空魚に助けを求め、関わるように。
冴月はパートナー候補とするため、茜理の家庭教師も行っていた。
来歴
冴月から小桜の事を聞いており、後に小桜の家を付きとめ訪問した(ファイル10「サンヌキさんとカラテカさん」)。なお、小桜邸に行きついたのは空魚から「石神井で集まって相談している」と聞いてそこから調べたとのことだったが、実際には空魚を付け回して行き着いたことが後に判明した。DS研にも同様に行き着いている。
コミュニケーション能力も高く、初対面の小桜とも表向きはすぐに仲良くなっていた(ただし、この時の小桜は内心では面倒ごとを持ち込まれて切れている)。その後、後述のラブホ女子会を経て実際に親睦が深くなったようだ。
裏世界の怪異事件に巻き込まれはしているものの、裏世界の詳細な事情は知らず、行ってもいない。ただし、怪異と目撃して対峙したり、中間領域に知らぬ間に赴いてしまった事は多々あるため、
「中間領域の事を裏世界と思っている」
「空魚と鳥子はそこで専門家として研究している」
と、認識している(空魚も面倒なため、それを訂正はしていない)。
後に、自身が空魚を尾行した事から、裏世界および怪異の事件に関わる事となる(後述)。
空魚に対し悪意も無く、純粋に好意を有して懐かれているものの、空魚本人は若干うっとおしく感じている。そのため、空魚からは毎回塩対応されているが、茜理本人は全くめげる事無く付きまとっている。
後になって空魚に誘われ、夏妃とともにラブホ女子会に参加する(ファイル16「ポンティアナック・ホテル」)。
人物
上述の通り、明るくコミュニケーション能力も高く、好奇心旺盛で素直であり、年上の人物に対しては礼儀正しい。小桜邸に赴く時には、羊羹など手土産を持参している。
また、鳥子とは別のベクトルで恐怖に耐性がある。単に鈍いだけかもしれないが、裏世界および中間領域の異様な存在に対し、あまり怖がる様子を劇中では見せていなかった。
市川夏妃の話によると、幼少期より周囲に愛され、モテていた様子。
自覚はあまり無い様だが、上記で空魚を尾行して小桜邸を探し出したとあるように、どこかストーカー気質がある。
DS研にも同じように空魚をつけ回して赴き、そこから『寺生まれのTさん』の怪異と戦う事になってしまった。
※ちなみに付きまとっていた事がバレると、目を泳がせて誤魔化そうとした。
後に、付きまとう理由として「紙越センパイ、かっこいいんですよ」と打ち明けた。
曰く、
「センパイ、人に好かれようとしてないじゃないですか。でも意志は強くて、どこか遠くを見てて。私子供のころから、私の事なんか眼中にない人に憧れがちなんですよね」
ちなみに、ラブホでのとある恥ずかしい一件も「かっこよかったです!」と即答している。
なお昔からモテていたせいか、上記のように「私のことなんか眼中にない人に憧れがち」とのこと。空魚はそれを聞き「夏妃が聞いたら泣くな」と思ってしまった。
ワンルームマンションで一人暮らししており、ファイル13では空魚を泊めた。料理もこなし、同エピソードにて手料理を空魚と夏妃に振る舞った(肉野菜炒め、切り干し大根、ご飯と味噌汁)。
大学では、空魚とは学部が異なる(教育学部)ため、普段行き来する校舎は空魚のそれとは異なる。空手は昔から通っている道場でしか教わらないため、サークルは料理研究会(料研)に入っている。
ある怪異との一件で、空魚を尾行し、裏世界に一緒に向かう事になってしまった。その際には、空魚と鳥子に協力した(ファイル20「Tは寺生まれのT」)。
上記にあるように、閏間冴月の裏世界探索のパートナー候補と目を付けられていた。冴月は家庭教師として茜理と関わるも、パートナーとしての基準に足らないと判断したのか、後に離れている。
茜理本人は冴月に対し、
「何か深い所を観察されてるような、何もかも見透かされるような気分になって。なんですかって訊こうとすると、ふっと視線外されるんですよね」
「そういう間合いの巧さがある人だな、油断できないなって」
といった印象を有していた。