刀について詳しくは→火車切を参照のこと。
プロフィール
「用があるなら手短に言って」
公式Twitterの紹介
脇差「火車切(かしゃぎり)」
相州伝の広光作といわれている脇差。上杉家御手選三十五腰のひとつで、上杉謙信の腰刀と伝わる。
また、同じ広光作の大倶利伽羅には強い憧れを抱く。魔物除けの意とも取れる名を持つ刀は、暗闇に様々なものを見る……。
入手方法
2024年1月16日に実装された「異去」の維新の記憶・鳥羽の敵部隊500回撃破報酬として入手可能。
また、800回撃破・1100回撃破時にも追加で入手可能となっている。
容姿
黄色のメッシュが入った焦茶色の髪に、金色の瞳を持つ少年。
顔立ちは同じ刀工によって作られた大倶利伽羅とそっくりであり、褐色肌もお揃い。
担当イラストレーターのsaino氏による実装記念描き下ろしイラストでは、小さく開けた口から鋭く尖った歯が覗いているのを確認できる。
なお、真剣必殺時は瞳の色が金から赤に変化しているように見える。
戦装束も彼に似た、黒金が基調で裏地が橙色の猫耳パーカー付きの短ラン風上着と、ボンタン風のズボンを纏っている。ピアスは左右にそれぞれ薬師如来(ベイ)と不動明王(カーン)の梵字が一つずつ刻まれたもの。
橙色と紅柑子(べにこうじ)色が混ざった帯と、銀の留め金が付いた本紫(ほんむらさき)の布ベルトの2種が腰に巻かれており、本紫の方には三鈷柄(インド密教の法具であり不動明王を示すもの)が入っている。これは、刀身に刻まれている三鈷柄の彫り物が元ネタと考えられる。足下は橙色の靴紐と靴底の革靴。
内番服も猫耳フードが付いたダウン袖のジャージで、此方もまた大倶利伽羅と同じデザインだが赤いラインが全て橙色になっており、ガウチョパンツを履いている。足下は橙色の靴下と黒スニーカー。
刀紋は周りが炎を思わせる歯車状になった、八本骨車の中に八つ笹車。
肩についている黒猫らしき生き物(画像右)は「火車(正体は猫又とも言われている)」にちなんだものかと考えられるが、デフォルメ感が強くどちらかというと毛玉。
耳の中は紫と橙に染まっており、炎のようにも見える。
火車切本人の発言曰く、この火車は噛むらしい。
性格
必要最低限の会話は行うが口数はあまり多くなく、どちらかというと寡黙。
返答も「ふーん」や「へえ」といった感じで短く素っ気なさが目立つものの、同時にキツさを感じさせるものではない。また賑やかな場所よりも暗く静かな場所を好むような節があり、ログイン時や初回入手時には「まぶしい」と呟く。
そういった部分から大倶利伽羅を思わせる要素もあるが、あちらのそれよりは幾分素直さが見受けられる。彼と異なり万屋を嫌がる素振りもない。
魔物除けの意ともとれる名を持つためか、どうやら常人には見えていないものが見えているようで、全体的に地獄や妖怪に関する言い回しの台詞が多い。負傷時の放置ボイスでは「オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ」と、薬師如来の真言を唱えている。
刀帳では虎柄の猫(恐らくは肩にいる火車のことか)について「見てないよ、そんなふわふわ」と返答しているが、内番終了時には猫ちぐらを作ろうとしており、放置ボイスでは「ちょっ……動くなって、くすぐったい」と呟いている様子がある。
上杉ゆかりの刀剣男士が相手の場合も含めて基本的には素っ気なさのある反応を返すことが多いのだが、憧れの存在であるという大倶利伽羅を前にすると様子が変わり、声のトーンなどが明らかに違うものとなる。
関連人物
自身と同じ刀工・相州広光によって作られた存在。
火車切は彼に対して強い憧れを抱いており、ゲーム内で見られる回想「竜の弟子」では大倶利伽羅の左腕に宿る倶利伽羅竜を指して「そいつ、一番かっこいいから……」と言及している。
対する大倶利伽羅も「自力でこいつを引き出してみろ」と発言するなど、慣れあいを好まない彼にしてはまんざらでもなさそうな雰囲気であり、内番の手合わせで発生する会話からも師弟のような関係性を築いている模様。
また上述のとおり服装のみならず容姿そのものが彼とよく似ており、一目で刀工の繋がりを感じさせるものになっている。
ゲーム内表記の観点から見ても火車切の実装は大倶利伽羅に影響を与えており、ゲームリリースから9年間にわたり刀派表記のなかった彼にも「広光」の表記が追加されるに至った。
内番の手合わせで特殊会話が発生する面々。
台詞を見る限り姫鶴一文字からは「かちゃ」という独特のニックネームで呼ばれている模様。
また条件を満たしてから謙信景光と出陣させると回想「謙信のおこころ」が発生する。
余談
としてシルエットが発表された際、見た目から某ファミレスの配膳ロボットを連想する人が続出した。