プロフィール
概要
「ん? あぁ……上杉家御手選三十五腰のひとつ、姫鶴一文字。んっとさ、上杉の子たち、いる?」
2021年8月10日に公式Twitterにて実装が発表された、オンラインゲーム『刀剣乱舞ONLINE』に登場する刀剣男士。
公式Twitterの紹介
福岡一文字派の作とされている太刀。上杉景勝秘蔵の刀。研師の夢にツルと名乗る姫君が現れ、磨り上げないよう嘆願した――という伝説が残る。一文字一家のあれやこれやからは訳あって距離を置きたい、夢告げの鳥。
容姿
薄灰に白緑(びゃくろく)が混ざった色の長髪に淡い水色の瞳を持つ青年。
髪は平元結とヘアカフスのようなもので束ねている。毛先は先端にいくにつれて黒くグラデーションがかっており、毛先の特徴的な形状も相まって鶴の翼を思わせる。
戦装束は一文字一家共通の白装束。やや着崩し気味で、両肩をはだけさせている。襟の模様は鶴の紋様。上半身に首を覆う形状のハーネスをつけている。胸元の飾りは、上杉景勝の「日輪雲前立黒漆塗巾着形兜」(上杉神社蔵)の前立をモチーフにしたものと思われる。
スラックスの赤いスリットは他の一文字メンバーと異なり、横側についている。
刀剣の拵は山鳥毛同様「上杉拵」と呼ばれる鍔のない合口拵。
内番服は一家共通の白いジャージを肩からかけた、山鳥毛と同じラフなスタイルであるが……中に着ているのは、なんと黒いチャイナ服(形状からしてチャイナドレス?)である。裾には翼のような模様が金色で描かれている。
右側に流した髪を、房のついた赤い紐でまとめている。
刀剣男士の紋は、翼を広げた鶴を左上に、右下には五枚の笹の葉と思しきものを配したもので、「一」の文字が中央に描かれている。
山鳥毛の紋と見比べると、対になっているのが分かる。
キャラクター像
「なんちて」「かぁいい」など、西山宏太朗氏の声色も相まって、どことなくゆったりさを感じさせる言葉が目立つ。
また、「研師の夢にツルと名乗る女性が現れ、磨り上げをやめるよう懇願した」という逸話や「夢告げの鳥」という設定にちなんでか、夢に関する言い回しもみられる。
ちなみに夢占いもちょっとできるらしい。
同じ上杉家所縁の五虎退や謙信景光を「ごこ」「けんけん」と呼んでおり、「かあいい」と評している。
太閤左文字との回想では、「お猿さん」とからかいつつも「かぁいい」と言うなどほっこりとしたやり取りを見せており、小さい子が好きな性格であることが窺える。
後述する日光一文字との回想から、姫鶴が本丸に来たのは「また上杉の子たちと居られるのが嬉しいから」というのが理由であるようだ。
審神者に対しては、就任記念日ごとに「おめでと」という言葉を贈ってくれる。
負傷時には「黙って磨り上げたらはっ倒す」と告げ、勝手に磨り上げをしないよう釘を刺してくる。
遠征時のセリフと合わせて、どう聞いても堅気じゃない方の言葉だろというのは禁句。
こう見ると、刀意識は高く、磨り上げに苦い思い出があっただろう。
戦闘では覇気の籠もった低音とともに、刀剣男士としての勇ましさを見せる。
出陣の開戦では「突っ込め!」、ボスマスでは「ビビってんじゃねえぞ!」と檄を飛ばし、隊員たちを奮い立たせる。
真剣必殺では束ねていた髪の毛が解け、翼を広げた鶴のような形状に変化する。
関連する刀剣男士
上杉家所縁の短刀。
五虎退を「ごこ」、謙信を「けんけん」と呼んでいる。
謙信景光とは回想があり、肩車を遠慮する謙信に「甘やかされるのは小さな子の特権」と返す一方、「大人は何のために我慢するのかを考えなくちゃいけない」と告げる。
「むずかしいな」と感想をこぼした謙信に、「だから小さなこはおとなしく肩車されちゃいな」という言葉とともに、肩車をしてあげた。
「江戸の記憶・大坂(大阪冬の陣)」に一緒に出陣すると、回想「鶴の一笑」が発生。
太閤に「お猿さんなの?」と訊ね、ムキになって否定する太閤に「お猿さんも太閤くんもかぁいい」と返し、「お猿ぁるさん」と呼びかける。
「ウキキッ!」と猿の鳴き真似をする太閤に、笑顔を見せた。
一見無関係同士に思える二振りだが、『普段全く感情を見せない上杉景勝が、ある時飼っていた猿が自分の物真似をしているのを見て、あまりのおかしさに思わず笑みをこぼした姿が、生涯で一度だけ人前で見せた笑顔だった』という逸話が元ネタと思われる。
同派の太刀。
一緒に出陣すると「一文字一家の白風」が発生。
互いの呼び方は「姫」「日光くん」。
山鳥毛、則宗同様敬語口調で接されている。
日光に対し、「一番あのひとが言われたくないことを言っちゃうかもしれないけど」と意味深なことを告げる。
手合わせで特殊会話発生。
「南くん」と呼んでいる。
現時点で回想等はないが、名前に鶴がつく、レア4太刀、銀髪、白を基調とした衣装など、いくつかの共通点がある。
本丸セリフに「姫あげたら、丸くれるかな」と、彼を意識していると思われるものがある。
道誉くんと刀帳で言及している同派の太刀。
実物は山鳥毛、日光一文字と並んで「福岡一文字の最高傑作」と称されており、御物に指定されている。
姫鶴曰く「ほんとに無理」らしく、苦手意識を抱いている模様。
畑当番終了時のセリフで「ごっちん」と言及している。
その正体については審神者間で様々な推測がなされており、元主と仲の良かった直江兼続が所持し、後に上杉家のものとなった後家兼光が有力視されていたが、2023年末に彼が実装され、実際にそうであることが確定した。
あちらからは「おつう」と呼ばれているほか、回想、手合わせや畑当番でも特殊会話が発生するなど気の置けない仲となっている。
上杉家ゆかりの脇差。
手合わせで組ませると特殊会話が発生し、あちらを「かちゃ」と呼んでいることがわかる。
余談
実装発表時はその外見よりも「一文字一家の右腕じゃない」ことに驚愕した審神者が多かったらしい。
というのも元々姫鶴は刀剣乱舞関係イベントで度々見られる『歴代刀剣展示会年表』に実装前から名前が掲載されていたため、山鳥毛が言っていた『右腕』と同家繋がりで最有力視されていたからである。
そこへ実装後の紹介文で記述が無かった所か(同派達とは)距離を置きたがっていると書かれていたことで、同時に一文字一家の『右腕』は一体何者なのか予想合戦が行われている。
また、紹介文に記されている「一文字一家のあれやこれ」に御前の紹介文の一文「気ままな隠居ライフ」も合わせて、一文字一家の代替わりで何かあったのかと推測する声が発生した。