概要
演者:春風亭小朝
『三匹が斬る!』のタイトルにもなっている3人の主役格の1人。愛称は『たこ』。
金銭にがめつく、行く先々で怪しげな商売を思いついては、啖呵売で通りがかりの通行人相手に商売をしていたりする。ただ、失敗することも多い。
金に汚い所はあるものの、正義感は強く、情にもろい一面もある。そのためなんのかんのと巻き込まれた厄介事に、他の2人、それにヒロイン女性と共に解決へと動くことになる。
主に使う武器は穂先が仕込まれた双頭の仕込み槍。この他、劇中で入手する連発式短筒(拳銃)の他、様々な道具を武器として器用に操る。実は甲賀流の忍者の末裔で、元京都町奉行だったりする。
要はイケメンの殿様と千石に対するスニークキャラ、時代劇では定番のお笑い担当であるうっかり八兵衛的存在なのだが、特筆すべきは強い。
第1シーズンの最後に、京都町奉行・板倉内膳正であることが判明し、奉行職に復帰する。この時、事件解決の一方で罪に問われた浪人たちを奉行の権限で無罪放免に処したが、その中にいた殿様と千石だけは百叩きの刑に処した。
しかし、根無し草の旅暮らしの気楽さが忘れられず、結局は放蕩の旅に戻ろうとする。「続」第1話で失脚させられかけると、陰謀をしかけてきた相手はきっちり〆つつも、これ幸いにと流浪の生活に戻った。
「新」最終話で鳥居甲斐守耀蔵(演・北原義郎)の娘・小百合姫(演・樹木希林)という女性と結婚、「ニュー」・「痛快」では息子の陣之介を連れて歩くようになる。
「ニュー」で千石役の役所が、「痛快」で殿様役の高橋がスケジュールの都合で近藤真彦演じる吉良右近と交代したのに対し、陣内は(リメイクを除く)全シリーズを通して全話出演している。