近藤真彦

こんどうまさひこ

近藤真彦はタレント、元レーサー、実業家。元ジャニーズ事務所所属。

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概要

1964年 7月19日生まれ。神奈川県横浜市瀬谷区出身。
マッチの愛称で親しまれる。
タレント業のほか、レーシングチーム「KONDO Racing Team」のレーサー兼チームオーナー兼監督としても活動している。

1979年から芸能活動を始める。
1980年「スニーカーぶる～す」でデビューし、いきなりのミリオンセラーを達成。1997年のKinKi Kidsの「硝子の少年」まで17年間もジャニーズはミリオンを出せなかったことからも当時の衝撃が窺える。
翌年には「ギンギラギンにさりげなく」も80万枚を超す大ヒットとなった。
1986年10月24日にはミュージックステーション第一回放送のゲストとして出演し、「ギンギラギンに～」を大合唱で披露した。

しかし、そんな絶好調だった彼を悲劇が襲う。
1986年11月に母・美恵子が交通事故により42歳という若さで逝去。さらにその母の遺骨が盗難されるという事件が発生。
現在も遺骨の行方は分からず、この事件は近藤に暗い影を落とすこととなる。
また、この時期からカーレースに没頭することとなり、アイドルとしての活動も大幅に縮小する。

レーサーとしてはフォーミュラ・ニッポンや全日本GT選手権（JGTC）、ル・マン24時間など幅広いカテゴリに参戦した。フォーミュラ系レースでは芳しい結果を収められなかったが、JGTCのGT1（現在のSUPER GT GT500クラス）クラスでは2度の優勝を達成している。またル・マンでは鈴木亜久里や土屋圭市などのトッププロドライバーと組み、2度のトップ10フィニッシュを記録するなど、スポーツカーレースではアイドル上がりとしては十分すぎるほどの活躍をした。
2003年でレーサーは引退するが、レーシングチーム監督としては参戦を継続。スーパーフォーミュラ・SUPRT GT・スーパー耐久の3大カテゴリを股にかけ、それぞれでタイトル争いを展開するチームへと成長させた。また初挑戦となった2019年ニュルブルクリンク24時間でも、トップ10フィニッシュを果たした。

また車と同じレベルでメダカが好きで、こちらもレーシングチーム並に真剣に育てている（トリビアの泉より）。

中森明菜と交際していたことでも有名だったが、1989年7月に明菜が謎の自殺未遂を起こし大騒ぎになる。
翌年1月、金屏風を背景に両者が開いた「金屏風会見」で事実上破局し、その会見を見ていた両者のファンにも深いトラウマを植え付けた。

以後もレースをメインに活動していたが、1996年2月に「ミッドナイト・シャッフル」が70万枚を越える久々のビッグヒットとなりメディア出演が増加。同年の紅白歌合戦にも出場した。

1998年の「KING and QUEEN」以降しばらくリリースが途絶え、次にシングルが出たのは2002年のMATCHY with O．A．I名義の「ヨイショ!’02～日本の皆さんホメていきまショー～」だった。
それでも2005年発売の「挑戦者」から2017年の「軌跡」まで1～2年のペースで新譜は出し続け、ミュージックステーションにも出演している。
また、CDデビュー○○周年の区切りである0と5の付く年も積極的にメディア出演を増やし全国ツアーも行うなど特に積極的に活動していた。

2020年、新型コロナウイルスの影響でデビュー40周年ツアーが中止になった最中、近藤が25歳年下の女性と5年間に渡って不倫していたことが週刊文春により報じられる。この頃はジャニーズ事務所もジャニー喜多川の逝去で大きく経営方針が変わっており、初めての謹慎処分を受ける。
同年には自身の運営するKONDO Racing Teamが、SUPERGTのGT300クラスで初のシリーズチャンピオンを獲得したが、謹慎中だった近藤はこの記念すべき瞬間に現場で立ち会うことができなかった。
もともとジャニーズファンからすれば、レース業の片手間で芸能活動をしているくせに、ここぞという目玉イベントでは先輩ヅラをする「老害」的なポジションで快く思われていなかったため、この一件で怒りが爆発し、非難が殺到した。一方でカーレースの関係者・ファンは、近藤が長年いかに真剣にレースに取り組んできていたかを理解していたため、「早く帰ってこい」という温かいメッセージが多かったのがなんとも対照的であった。

翌2021年の4月30日、ジャニーズ事務所退所を発表。これによりたのきんトリオ全員がジャニーズを退所したこととなり、1994年から27年間所属タレント最年長だった地位は東山紀之に引き継がれた。