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牧野謙次郎

まきのけんじろう

文久2年~昭和12年 明治・大正・昭和時代の漢学者。名は謙次郎、字は君益。藻洲・静斎・寧静斎・愛古田舎主人と号した。

高松の人。

大阪に出て藤沢南岳に学び、また文を片山冲堂に学んだ。


明治26年、東京に出て旧藩事績取調掛となり、また開成中学校教諭・早稲田大学講師となった。

大正年間には東洋文化学会の理事となり、また大東文化学院教頭となった。


人となり清廉潔白で、皇室を尊重することが厚く、文を善くした。

昭和12年3月24日没、年76。


『日本漢学史』『講経新義』『講経新義続』『傍註輯釈孝経底本』『荘子』『墨子』『戦国策』『史記列伝後半講義』(漢籍国字解)『詩評類纂』(斎藤坦蔵共著)『大学必読詩賦必読』(松平康国共著)『日華新辞典』(松平康国共著)『外史論鈔上巻』『黙水居随筆』『寧静斎文存』『愛古田舎詩稿』などがある。


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