概要
士官教育を受けず、兵卒から昇進を重ねて士官相当の地位に上った者のこと。
正規の士官と区別され、世界各国の軍隊、主に海軍に存在する。
日本海軍にも存在し、担当する職掌において優れた技能を有する神様的存在であった(後期になると粗製乱造されたせいか実力も低下するが)。
新米の士官などより実力は遥かに上だが、その出自で指揮権などの序列を決めていくシステムにおいては、下位に置かれて苦労させられることが多かった。
余談
陸軍特務士官というものは、少なくとも日本陸軍には存在しなかった。
日本陸軍においては、どのようなルートを経て士官になっても、兵科であれば士官学校を卒業して任官された者と同等に扱われた。