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意味

少しの間。ほんのしばらくの間のこと。

「ゆら」は玉が触れ合う音のことを指す。

また公式企画「『エモい古語辞典』小説コンテスト」のお題タグの一つ。

もしくは2006年11月24日にパルミエから発売された、キャラクターデザイン・原画が漫画家の稲穂ゆきねによるR-18のBLゲームのタイトル。

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  • 夏の終わりの一日に

    夏の終わりの一日。青春の中の一瞬の話。ずっとこのままでいたいと思う時間はあっという間に過ぎていく。
  • めぐりあひて

     百人一首が苦手だったわたし。  そんなわたしには一番仲が良い友達がいた。  でも、転校によって一番仲が良かった彼女と離ればなれになったわたしは、彼女のことだけを想いながら他人と殆ど関わらない小学生時代を過ごすことになる。  その後、成長して多少は人付き合いもできるようになったわたしは、高校生になった時にかつて転校前に住んでいた町を訪れることになる。  何年経っても変わらない想いを抱いている。一番仲が良かった彼女との再会を望みながら――
  • ふれあううつわ

    何年も貢いでいたコンカフェ嬢・砂糖ふゆのに呼び出された小森は、彼女が給与の大半をホストに注いでいた事を知らされる。小森は部屋に並んだ飾りボトルを全て割るようにふゆのから頼まれ、金属バットを握りしめる。
  • 玉響が鳴り合う

    人の才能が玉となって現れる世界。 古い時代においてその玉は珍しいものであったが、誰もが高度な教育を受けることが出来るようになった現代において、才の玉は一人に必ず一つは現れることがほぼ当たり前となっていた。 誰もが自分の才の玉で、自身を飾り、玉が鳴りあう音の止まない世界。 四つの才の玉を持つ玉枝は、就職活動に励む幼馴染の珠樹をカフェで一人待っていた。 玉樹は現代では珍しく、才の玉を持っていないため、就職活動は難攻していた。 何故、才の玉は人の前に現れるのか。何故、目に見える不条理が起こるのか。 玉枝は才の玉を好きにはなれなかった。だが才の玉を持たない珠樹は才の玉に憧れを抱きながらも、好ましいと思っている。 『才の玉はその人の魂の写し身かもしれない。』 そんな考えに触発されて、巷では才の玉同士をわざとぶつけて、響く音の良し悪しで互いの相性を占う”玉合わせ”という遊びが流行っているらしいと珠樹から聞かされた玉枝は、自身の持つ才の玉を珠樹自身へぶつけて玉合わせをしてみようと試みた。 玉枝は珠樹との相性を占ってみたかったのだ。 だが玉枝の思いは珠樹にも、ぶつけた玉にも伝わらず。鳴ったのは、玉がぶつかった珠樹の額が痛む音だけだった。玉枝が本当に欲しい魂は自分の才能ではなく、珠樹であるのに。 カフェでのひと時を終えた二人は、再び玉の鳴りあう世界へと歩き出して行く。
  • さようなら

    致命的に自分ガチャに失敗した僕は、巷で噂の自殺体感ARを体験する。目が覚めると知らない場所に僕と男だけが存在した。男は言う、「君は自殺した」と。
  • 胡蝶の夢〜鬼夜叉〜

    時は室町時代、若将軍義満は破れ寺で、猿楽の観阿弥の息子である鬼夜叉の曲舞に魅せられる。義満11歳、鬼夜叉6歳であった。5年後、再会を果たす。美しい少年と成長した鬼夜叉は義満の御所に召される。互いに翻弄されながら親密になっていく。芸能の申し子である鬼夜叉は、父観阿弥に仕込まれ、独り立ちを迫られていた。エモい古語辞典を見つけてからこの物語を書く良い機会と捉え楽しく書かせていただきました。どうぞお楽しみ下さい。
  • エモイ古語辞典

    ふれあう音

    今回は『玉響』で参加してみました。 一応切ない雰囲気出せたらなと思いながら書いてるつもりです なんでも許せる方はよろしければ読んでいってください
  • たまゆら

    衣通姫伝説で知られる木梨軽皇子と同母妹・軽大娘皇女の悲恋にスポットを当てた創作物語。 伝説の最後、心中して果てる直前の軽大娘皇女の胸中に去来するものは… ―そう、玉の響きと書いてたまゆら。カルが心地よいと言う音の事だよ
  • 君が愛してくれた私だから

    幼い頃からの夢を叶えるために都会に出て暮らし始めた私は日々の生活に少しずつすり減っていく心の限界を感じていた。ただ何となく寂しくて、どうにも拭いきれない不安が胸を覆う。 今日も近所を明るく照らしていた太陽が見えなくなって時計の針が十二時を指す頃に帰路についた。はずなのに目を覚ますと実家の自室にいた。背後から感じる嫌な予感は私の寂しさを抱えた胸の中を満たした。だって――
  • クリスマスのための即興短編集(代価にもとめしは くちずけ一つ)

    玉響の手毬唄  哀れな比翼連理 恋草の恋人たちと瞋恚の炎

    海月の月‥奇妙な出来事 古い寺の境内で手毬唄を謡う少女は? 玉響 それは‥今にして思えば僅かばかりの時間  小雨が引き留める  古い寺の境内で着物姿の幼い少女が手毬をつきながら、手毬唄らしきものを 呟くように謡っていた。 「哀れ哀れな比翼連理の者達 幼馴染の恋人たちは 加虐な城主が横恋慕  恋人の若者が出来の良い若者の異母兄 彼、異母兄の瞋恚の炎にも二人は焼かれてしまう 腹黒き城主は男の異母兄の手助けに 彼等、恋人たちの楽しき恋草の日々は ある日に断ち切られて
  • 空と君に、永遠の誓いを

    2人の少年少女は、星降る夜、空に誓いを立てる——。 誰にも愛されず、人の温もりを知らない少女。その少女を理解し、認めた唯一の人は、病院の屋上で出会った、余命僅かの少年だった。
  • 雪に消える玉響

    転校の為別の町へと引っ越すことになった僕(主人公) クラスメイトたちはお別れ会を開き各々別れの言葉をかけてくれるものの僕の心は晴れない そのようななか、引っ越し当日バスを待つ僕に会いに来てくれた1人の女の子がいた ある雪の日の一瞬を永遠にする男の子と女の子の話
  • 玉響の面影を求めて

    「追いかけたい面影が現れたら私を呼ぶと良い。君の気が済むまで面影を追いかけてあげるよ」と宇宙人は約束してくれた。大人になった私は恋人を亡くし、その面影を追い求めるために宇宙人を呼び出す。面影を追いかける星の旅の果てに私は恋人との約束を思い出し、彼のいない地球で生きていく決意をした。
  • 誰が為のさよなら

     塾からの帰り道。コンビニの肉まんに誘われた若葉は前日から残っていた雪に自転車で滑り、平安時代にタイムスリップしてしまう。牛車で轢かれかけた若葉を拾ってくれた光子さまから、彼女の客人として慣れない日々を過ごしていたが、若葉は自分の世界に戻れないかもしれないことを考え、彼女の侍女として雇われることになる。  ある日。光子さまの旦那さまの家臣に、彼女が旦那さまの元に戻る為だけに、若葉は求婚されたが、光子さまから結婚をするか、自分の元の時代に戻るかの選択を問われる。  若葉は元の自分の時代に戻ることを選択をし、玉響の短い時間でも、彼女と出逢えて良かったと思うのだった。
  • サクラヒメの恋情

    黄昏の蔵には、“それ”があった。 恋人と、なんとなく上手くいかない史桜。 彼女が実家に帰ると、昔と少しも変わらない双子の真桜がいた。 迎えに来ない恋人を詰りつつも、穏やかなはずの時間。 だけど、真桜が、次第におかしなことを言い出す。 無理やり連れて行かれた蔵には、一つの箱が置かれていた。 中に横たわるのは、史桜であり、真桜でもあり。   恋に疲れた女は、つかの間の夢を見る。 逢魔時の薄暗がりで、“それ”は、ひっそりと笑っていた。
  • タマユラーメン右左

    高度経済成長期の大阪で、「タマユラーメン」を切り盛りしていた老婆と孫らしき子供を、懐かしみながら当時の下宿辺りを歩いていた男は、当時と全く同じ店構えに、そこで働く二人を見つける。あえて名乗り出はせず「タマユ」も玉ねぎ油と分かったが、当時一緒に通っていた友人の消息を訊かれて答え切れなかった。
  • エモ古語

    たまゆら

    玉響――それは、ほんのわずかの間。 玉と玉とがふれあってたてる音になぞらえた、儚くも美しい響きの言葉。 その語の意味を人から教わった、彼女の胸に去来するものとは。 『エモい古語辞典』小説コンテスト応募作品 https://www.pixiv.net/artworks/101178242
  • 憧れ

    学校の廊下で男子生徒とすれ違った美弥カチカチと小さな音が聞こえてきた。なぜか気になる。 古代の時代に郷に嫁に来た十の娘ナナと郷おさの三十マジかなドウとその嫁のササ。小さすぎるとドウは郷で育てて郷の男と結婚するように言う。だがナナはあくまでもドウと結婚したいという。ササの病勝ちになり、ナナはドウに結婚を申し込む。ササが亡くなり、ドウは他の男と結婚しなおせというが、ナナは断る。 学校の廊下美弥とすれ違った男子生徒二人美弥の事を話しながら廊下を歩く。二人は夢でドウとササとナナの事を見たことがありお互いがドウとササの二人に似ていたので話をしていた。
  • 玉響の宇宙 −シュレディンガーの両片思い−

    とある高校の、部員二名の文芸部で、先輩と後輩は放課後の限られた時間、毎日同じ時間を共有します。宇宙が絶えず移り変わっていくように、人生が止まらず進み続けていくように、二人きりの時間もまた移ろい、ゆっくりゆっくり終わっていきます。他愛ない会話が、昨夜見た動画が、窓の外の景色が、容赦なく二人を急かします。それを認識しつつも、あえて忘れようと努めてきたツケが今、ついに回ってきたようです。理性と感情は相反します。二人の両片思いはまるで素粒子のように、互いによって観測されるまで、その本当の姿を現さないのです。
  • sample古語2・刹那、触れた手

    古語コン2作目。 sampleCotG2・霜神のアトリエ sampleBB2・神在り月の翁 が関与してくる作品。 使用古語は"玉響"。 氷の世界の一族の主人公と、後の世界で神様となる人間の姿の彼の親友との別離のお話です。 触れる手の一瞬の刹那がそれっぽいかな。悲しさMAX話です。

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