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意味

(くらげには骨がないところから)あるはずのないもの。またありえないことやめったにないことのたとえ。くらげは水母とも書く。

また公式企画「『エモい古語辞典』小説コンテスト」のお題タグの一つ。

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pixivに投稿された小説

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  • 海月の夢

    高校生の二階堂月乃は海月の骨を探して海へ来ていた。 日が暮れ始めた頃、月乃は探し求めていた海月の骨を見つける。 しかし、疲れの溜まっていた月乃は足を滑らせ溺れてしまう。 月乃が病院で目を覚ますと、傍らで四条海斗が本を読んでいた。 海斗は月乃の一年上の先輩で、いじめられている月乃を助けた事から徐々に図書室で話すようになっていた。月乃が海月の骨を探し始めたのも、海斗に突然告げられた退学を撤回してもらうためだった。 しかし、月乃が見つけた海月の骨はただのプラスチックだった。 自分のことは諦めるよう海斗は月乃を説得するが、月乃は納得せず、観念した海斗は自分の命が幾許も無いこと、控えている手術の成功確率が低いことを月乃に話す。 月乃は自分を守ってくれるから海斗を諦めたくなかったのではなく、海斗の事が好きだから諦めたくなく、海月の骨を探していたのだと海斗へ告白する。 月乃の告白を受け取った海斗は月乃が見つけたプラスチックを『海月の骨』だと認め、また図書室で会う約束を交わして病室を去る。 一人残った病室で月乃は眠気に襲われる。 心地の良い眠りに誘われている自分は海に揺蕩う海月のようだと感じ、眠りにつく。
  • そのメイド、最強につき。

    お題の「海月の骨」の出典、枕草子の学園パロディです。 主人公・凪が作者の清少納言。 史実だと定子の兄の伊周は道長との争いに負けて左遷されてしまいますが、この話では「もし定子さまが幸せになれたら」という体で書きました。 これを機にぜひ枕草子も読んで欲しいなと思っています。 お題タグ以外のものも少し織り込みつつ書いたので探して頂ければ!
  • 飛花

    生きていること、人と出会うことが「有難い」より「珍しい」ものに感じます。 初めてのコンテスト参加です、よろしくお願いします。
  • 海月の骨抜き

    先輩の結婚式終わり。晴れない気持ちでバーに入った僕は、見目麗しい若者に声をかけられた。邪険にしても離れない彼と、心行くまで飲み明かした翌朝、目覚めたら知らない部屋だった。福本賢と名乗った彼は、ありえないことに、こんな僕を欲しいと言う……
  • 枯れ草の鳴る道

    故郷に戻ってきた〈私〉は、かつて隣の席に居た粗暴な男子生徒〈ジン〉へ一方的に手紙を送り続けていた少年時代の日々を回想する。 この貧しく閉ざされた町で生まれたこどもたちは、町から出たくてもそれが容易ではないのだと理解していた。〈私〉もそれを分かりながら、問題を抱える〈ジン〉に、この町の出口を探そうと誘いの手紙を送る。しかし〈ジン〉は苦しみからの解放を求めてある事件を起こし、学校から去ってしまう。 残された手紙には、この町の出口を探すのは海月の骨を拾いに行くようなものだという〈ジン〉からのメッセージが添えられていた。 あれから大人になり、この町から出る方法を知っている〈私〉は、ある言葉を言うために未だに町に残っている〈ジン〉を探しに再び戻ってきたのだった――
  • 後で悔いるから後悔といふ

    一目惚れをした「私」の話。 入学式以来学校に来ていない隣の席の彼。彼の顔を見た瞬間、私は彼に一目惚れをした。生まれて初めての出来事に戸惑う私。荒れ狂う感情に翻弄される私の、最初で最後の一目惚れ。一目惚れしたその日の私の独白。
  • 寄り添いのかたち

    海のそばの高齢者施設で暮らすナミコさんは、美しい貝殻を宝物にしている。彼女は、それがプレゼントであるということ以外、話してくれない。しかし、あるきっかけから“わたし”は、ナミコさんがその貝殻を手にしたいきさつを、詳しく聞くことになった。
  • 人工的な骨

    それから噂は流れていない。
  • 星空廻祈譚

     ──大学生だったある年の夜。『俺』は不思議な体験をした。 それは数十年に一度の大彗星が接近すると言われた年で、『俺』は柄にもなくその天体ショーをみようと、はりきって近くの山に登ったのだ。  けれどそこで出会ったのは美しい星々ではなく、とある風変わりな男だった。  これは、たった一夜の奇妙で切ない夜の想い出。
  • それでも彼女は干上がらせなかった。

    『エモい古語辞典』小説コンテスト参加作品です。 いなくなった父親と、愛の大きい母親の話。 表紙はあおと様の『小説表紙(星溶けサイダー)』(https://www.pixiv.net/artworks/70854073)をお借りしています。
  • 海月の骨の恋

    私と沙耶は付き合っている。毎日が幸せで、毎日が楽しい。けれどそれは泡沫の恋。それとも。
  • 白百合の君へ

    鳥に生まれ変わると言っていた妻は、白百合に生まれ変わったのだった。それは、夫と交わした会話を覚えていたからだった。夫は忘れていた、その、言葉を。白百合に生まれ変わった妻と交わす、久しぶりの会話。それは、日常の延長のように何気なく、幸せな時間。
  • 朗読台本

    生まれて初めての恋をした

    女子高生の明るさと恋をした楽しさを形に。 唐突に始まった恋と有り得そうで有り得ない展開を。 事実、こういうことってありそうでないと思うんです。 ୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧ イメージBGM:https://youtu.be/DcP4tz2wQQ8
  • 悪魔のくらげ

    「海月に骨のないのは、何でだと思う?」 「海月に骨はあると思う?」 中学一年生の秋寿(しゅうじ)は、秀才の兄海人(かいと)とは異なり、学校の成績がとにかく悪かった。 塾に通うこととなり、そこで御器谷(みきや)という講師に出会う。 御器谷に勉学の才を見出され、秋寿の成績は伸びていく。 しかし、秋寿が受験を迎える年、御器谷は世話になっていた塾からいなくなっていた。 ―――――― コンテスト応募作です。 個人的に、海月の骨は一期一会のことなのだと思いました。 いろいろと使っている言葉も中にはあり(可惜夜、紫のゆかりなど)、使ったことのない『海月の骨』を題材に書いてみました。 海月っぽさもなく海っぽさもなく、世界観も現代です。久しぶりに現代作品を書きました。 海月の骨で、何か江戸創作もできたらいいな~と思いましたが、個人的な落とし所はここでした。 個人的な滅多にないこと、あれこれ散りばめてみました。 読みきりサイズです。よろしくお願いします。
    10,000文字pixiv小説作品
  • 最終回のために

    増え続ける人口と悪化する地球環境に困窮した人類は、それらと折り合いをつける選択をした。人類に半不死をもたらし、同時に人口の更なる増加を抑制する薬、ジェリーフィッシュの開発によって。 何度目かの人生を送る女子高生・沖塩光は、自分たちの知らないことを知っているような、不思議な雰囲気を纏った宮風千花に興味を抱く。誰もが一生をかけて探していく筈の、次の自分へ贈る名前を、彼女は既に決めているようだったのだ。 「私は『恋愛』を知ってる」 そんなもの、この世界にはあり得ない。謎めく彼女の言葉は、世界中に衝撃を与えたある事件に繋がっていた。 千花と言葉を交わすうち、光は初めての感情を知ってゆく。
    10,000文字pixiv小説作品
  • 砂漠の海月

    砂の平原を滑る皇国には、二つの未来がある。方や廷臣を顧みないが、武勇に優れる妾腹の皇子。方や正統の賢君の器でありながら、重い病に臥せる皇女。 宮中を二分する派閥争いがいよいよ決するかという矢先、皇子が例によって無理難題を口にしたことで、その顛末は後の歴史書にも残る騒動へと発展した。とはいえそれも、今は史実にしか語られない過去の話。その裏に何が暗躍したか知りたがるなど、海月の骨を探すようなものである。
  • 晋王哀歌 ~あの頃のように~

     この作品を中国ドラマ「山河令」の制作に携わりました、全ての方々に捧げます。  皆様のご尽力のお陰で、私もこの作品を書き上げる事が出来ました。  この作品は中国ドラマ「山河令」の二次創作作品になります。  この作品はタイトルの通り、晋王への鎮魂の意を込めさせて頂きました。    物語の舞台は、阿絮と老温が住む雪山です。  発端は、四季山荘からもたらされた一通の知らせでした。  その知らせを受けた阿絮は大変なショックを受けてしまいます。  そして、更なる追い討ちが阿絮に襲いかかります。    この作品は当初、「エモい古語コンテスト」に出品する予定で書き出したのですが、期間中に間に合わなかった上に、蓋を開けてみたらこのような量になってしまいました。  私史上、最も長い作品となってしまいましたが、最後までお付き合いくださいます事、よろしくお願いいたします。    最後に、この作品をお目にとめてくださいました全ての方々に善き事が雪崩の如く起きます。  ありがとうございます、感謝してます。
    33,240文字pixiv小説作品
  • 海月の骨ならここにある

    ある時、ある場所にて、 1人の女が、1人の男の前から姿を消した。 女と男は、所謂”恋人”という名の付く間柄であった。 2人は互いを愛し、互いの事をそれはもう大切にしていたが、周りは2人の愛を許してはくれなかった。 理由は2つ。 1つは、女が生まれつきの病により医者から子供を産む事は叶わないだろうと言われた身体であったこと。 そしてもう1つ。 男が、この国の今を生きる者であれば誰でも知っているだろう大企業の、長男であった事。 「……さて、と。行きましょうか。」 女はたった1つのキャリーバッグを持って、静かに身を引く為の準備をした。
海月の骨
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海月の骨
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