概要
DMRP-11『超天篇 第3弾 零誕!魔神おこせジョルネード1059!!』で登場した自然文明のパーフェクト呪文。
カード名の「生命」はマナブースト、「大地」はマナゾーンからの踏み倒し、「轟破」は疑似マッハファイター付与を指していると思われる。また、それぞれ《フェアリー・ライフ》、《母なる大地》、《キングダム・オウ禍武斗》等を意識させるものになっている。
カード効果
レアリティ | SR |
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コスト | 自然文明 (5) |
カードタイプ | 呪文 |
能力 | この呪文を自分のマナゾーンから唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) | |
►自分の山札の上から1枚目を、タップしてマナゾーンに置く。 | |
►コスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出す。 | |
►このターン、自分のクリーチャー1体はパワー+3000され、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。 | |
備考 | プレミアム殿堂 |
パーフェクト呪文サイクル特有の3モードから2回選んで使える効果に加え、マナゾーンから唱えることができる能力を持つ。このカードのマナ落ちを心配することなく序盤のマナブーストを行える安定性と精神的アドバンテージは戦略上大きく、寧ろ積極的にマナゾーンに置くことでハンデスを回避できる。
また、この呪文自身をこの呪文を唱えるためのマナ基盤として使えるため、メインデッキ内の自然文明がこの呪文だけでも運用可能。
1つ目のモード能力は1マナブースト。単純なマナ加速としては使うにはコスト5と重く、タップインなので使用可能マナも増えない。しかしこのカードは上から順に効果を解決していくので、モード2効果を使う際に、相手のマナ数に反応する《制御の翼オリオティス》系統の踏み倒しメタのケアにもなるため中々に侮れない。
2つ目のモード能力は、このカードの代名詞とも言えるマナゾーンからの踏み倒し。マナが減るデメリットも、マナブースト持ちのクリーチャーを踏み倒すことで帳消しにできる。
コスト5以下とはいえ出せるクリーチャーは非常に多く、文明指定もなければ「進化ではない」とも書かれていないため、条件は非常に緩い。そして、恐ろしいことにそれを2回行えてしまう。
最大で10コスト分のクリーチャーの踏み倒しができると考えれば、マナが2枚(この呪文をマナゾーンから唱えた場合は3枚)削られることを差し引いても、多大なアドバンテージになる。踏み倒すクリーチャーによって様々なコンボを成立させることも可能であり、相手のターンを挟むことなく2体揃えることができる。中には即死コンボ級に強力な組み合わせも存在するため、たかが小型クリーチャー2体とは侮れない。
また、マナゾーンのカードは手札やバトルゾーンに比べ相手のカードによって墓地に送られる可能性は低い。
何らかのコンボを狙おうとすると通常はハンデスを警戒しながら手札に必要なカードを抱えておく必要があるのだが、このカードを使えば気軽にマナゾーンに逃がすことでコンボの成功率を飛躍的に上げられる。手札の圧迫を減らせる上にマナブーストをしている内に自然とコンボのパーツが揃うこともある。
3つ目のモード能力は疑似マッハファイターの付与とパワーアップ。攻撃対象はクリーチャー限定だが、即座に攻撃できるので、アタックトリガーの発動は勿論革命チェンジの起点にもできる。特に、モード2で呼び出したクリーチャーをそのままアタッカーにできる利点は大きい。
少々勿体無いが、既に場に出ている味方に重ね掛けしてパワー+6000のアンタップキラーを作るという使い方もある。
マナゾーンから唱えることができ、コスト5以下クリーチャーなら何でも効果でマナから出せるという汎用性の高さから環境に与えた影響は図り知れず、2020年12月18日に殿堂入りした。パーフェクト呪文では初。
殿堂入りしてもなお猛威を振るい、2023年3月20日付でついにプレミアム殿堂となった。
プレミアム殿堂直前にも【アナカラージャオウガ】系列の様々なデッキや【4c邪王門】など、中速のビートダウン・コントロールを中心に幅広く採用されており、その活躍を惜しまれながらの温泉行きとなった。
その汎用性の高さから、殿堂入り時代は相性の良いデッキが成立する度に1枚積みされる《光牙忍ハヤブサマル》のような立ち位置のカードとして活躍した。
活躍
アニメ『デュエル・マスターズ!!』では、上記のようにあまりにも強すぎることが起因したのか、超天篇のパーフェクト呪文で唯一使われることが無かった。
その次シーズンの『デュエル・マスターズキング』では第7話でザンコックがボルツ戦で使用する形でアニメ初登場を果たす。
モード1を2回選択し、山札の上の《不死妖精ベラドアネ》と《死滅の大地ヴァイストン》をマナゾーンに置いた。