概要
DMEX-19『マスター・ファイナル・メモリアル・パック』で登場した無色のジョーカーズの呪文。
イラストには《ジョリー・ザ・ジョニー》の銃、《ジョット・ガン・ジョラゴン》の大砲、《勝熱英雄モモキング》の刀が描かれている。カード名にもジョーカーズを象徴するワードが使われている。
DM24-RP1『王道篇 第1弾 デーモン・オブ・ハイパームーン』では金トレジャーになって再録された。カードイラストは小説『Re:Monster 暗黒大陸編』のカバーイラスト等を手掛けたイラストレーターのNAJI柳田氏。
元イラストの銃、大砲、刀がSF風のデザインにアレンジされている。
カード効果
レアリティ | VR |
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コスト | ゼロ文明〔ジョーカーズ〕(4) |
カードタイプ | 呪文 |
種族 | ジョーカーズ |
能力 | G・ゼロ:バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計7枚以上あれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) | |
►バトルゾーンにある、コスト3以下のカードを1枚選び、持ち主の山札の下に置く。 | |
►このターン、自分のクリーチャー1体は相手プレイヤーを攻撃できる。 | |
►相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの能力をすべて無視する。 |
ジョーカーズがバトルゾーンとマナゾーンに合計7枚以上あれば0コストで使えるパーフェクト呪文。
コスト3以下のカード1枚を山札送り、自分のクリーチャー1体に相手プレイヤーへ攻撃する能力の付与、相手クリーチャー1体の能力を無視の3モードのうちから2つを選んで実行できる。
1つ目のモード能力はコスト3以下対象のカード指定除去。条件はコストのみという緩さに加え、自分側も選べるため、タマシードやフィールドの除去から《禁断英雄モモキングダムX》等の退化にも使える。
2つ目のモード能力は実質的なスピードアタッカー付与。このカードのG・ゼロ条件を満たすために並べたクリーチャーを即座に打点に変換できる。
同じくジョーカーズの枚数に反応してG・ゼロを得る《ジョジョジョ・マキシマム》と合わせて使うのも良いだろう。
3つ目のモード能力の能力無視は、この呪文において目玉と言えるものであり、S-MAX進化やEXライフといった除去耐性や置換効果を無効化できる。
《零龍》等非常に刺さるカードはあるものの、コスト4以下の呪文に選ばれない《伝説の禁断ドキンダムX》や、このカードそのものを無力化してしまう《∞龍ゲンムエンペラー》には通用しないので注意。
また変わった使い方としては、コスト踏み倒しメタやロッククリーチャーに使う事で一時的に無力化し、大型ジョーカーズの踏み倒しを強引に通すというものもある。
ルール
- モード選択は呪文を唱える段階で全て行い、呪文能力は上から順に解決するのがルールである。
- 3つ目の効果を使ってから1つ目の効果で除去する事は出来ない。
- 1つ目の効果を2回選んだ場合、1回ずつ処理する。
- 同じカードを2回選ぶことができる。
- 相手のカードを2枚除去する場合、山札の下に置く順番はこの呪文を唱えたプレイヤーが指定する。
- 3つ目の効果で選んだクリーチャーの「呪文を唱えた時」「選ばれた時」の能力は無視される前にトリガーしているため、通常どおり解決される。
- 「攻撃できない」効果は「攻撃できる」効果よりも優先される。
- 「このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない」や「このクリーチャーは攻撃できない」を能力に持つクリーチャーを効果で選んでも、相手プレイヤーを攻撃できるようにはならない。
- 《流星のガイアッシュ・カイザー》や《奇天烈シャッフ》等の攻撃制限能力を受けているクリーチャーに使っても、相手プレイヤーを攻撃できるようにはならない。
活躍
満を持して登場、もとい登ジョーしたジョーカーズのパーフェクト呪文だったが、ジョー編の完結とともに発売されたため、漫画・アニメ共にジョーが使う事は無かった。
漫画『デュエル・マスターズWIN』では第4話でパパリンがプリンス・カイザ戦で使用。ジョー編では使われなかったこのカードだが、今作にて「ジョーと同じイラストレーターであるパパリンに使用される」という形で日の目を見た。