田タキとは、『夏目友人帳』に登場する田沼要と多軌透のカップリング。
夏目貴志を通して知り合った二人。
田沼は寺の息子、多軌は陰陽師の家系の娘、と妖怪の類にゆかりある血筋であり、夏目の数少ない理解者かつ同世代の友人という共通点がある。
性格もどちらも思慮深く責任感があり、どちらかと言えば控えめ(多軌の場合、対ニャンコ先生を除く)。
理解や知識はあるものの、人と区別がつかないほど見聞きできる夏目ほど高い妖力は持っておらず、心配しかできない無力感を共有していると思わしい間柄だったが、多軌の屋敷で妖が出現し、足取りを追う夏目を「奇行に見えるが、事情を知る自分達には善意からくるものだとわかる」と密かに話し合ったりと夏目のサポート的な役割での出番が多い。
徹夜で魔除けのお守りを作り「器用になりたい」とぼやく多軌に「器用さよりセンスの問題じゃないのか」と田沼が軽口を叩いたり、田沼用のお守りを渡し「夜中に一人で作るの怖かったんだからね」「あ、ありがとう」といったやりとりなど気の置けない様子。
また妖の返礼によって記憶と体が後退した夏目の処遇に悩んでいたニャンコ先生の前に、私服の二人が偶然通りかかったのだが、傍から見れば普通にリア充であり、二人して幼い夏目をあれこれ構う様はファンの間から「若夫婦と小さい息子のようだ」と言われたりもした。