「もしかして 水泳が大の苦手のサラさん?」
「困ったらオレに聞けよ 一緒に困ってやるぜ」
概要
主人公サラの親友。園辺之高校2年生。
日常ではバカキャラっぽいが、思慮深く他人を思いやった発言ができる。
(『キミガシネ』公式情報サイトより)
人物
親しみやすくいじられやすいキャラをしており人懐っこい性格。
欠点としてあまり頭が良くないことを自覚している。
ポケットの犬のぬいぐるみはサラからもらったもの。
漫画版ではお返しに猫のストラップをサラにプレゼントしている。
ストーカー被害に遭うサラを心配し、いつも一緒に帰っている。
見た目はチャラいが、中身は純情。
リョーコと言う彼女がおり、最初のデートで手を繋いだらしい。
ストーカーに追われたところを一緒に逃げるが、サラの家では異常事態が発生していた。
不審人物と戦ったらしいが健闘むなしくサラと共に誘拐され、デスゲームに巻き込まれてしまう。
容姿
派手な髪型とアクセサリーを身に着けているためかチャラ男扱いされてしまう。
実は髪型は知り合いから散々遊ばれた結果らしく、自分から好んでしているわけでもないそうだ。
中学時代は坊主頭だったらしい。
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※これより下にはキミガシネ二章後編ラストまでのストーリー展開に関するネタバレがあります!!※
ネタバレ
デスゲーム会場で目を覚ました時にも、周りを警戒してサラのことを知らないふりをするなど、慎重な行動を取っていた。
サラとジョーが互いを証明し合える知り合い同士ということから自己紹介の流れになり、次第に周囲とも打ち解けるが……。
第一回メインゲームでジョーが手にしたのは「身代」のカード。
このカードは唯一敗北が勝利となる。見破られ選ばれなければ敗北する。
勝利してサラと脱出しようと考えていたが、役目を全う出来ず、仲間と力を合わせてがんばれと言い最期にサラに言葉を残した。
「大好きだぜ! サラ!
お前はオレの最高の親友だ!!」
そして、ホエミーにより〝ミョロミョロ〟という触手のような機械で血液を全て吸い取られ、死亡してしまう。
「人殺しのサラさん!」
その後、サラは自分を責めたてる幻影のジョーを見るようになる。
本物のジョーとは似ても似つかぬサラ自身が作り出した幻影。
実際のゲーム内でも幻影濃度というシステムとして数値に表され、ジョーを思い出すたびにサラの心を蝕んでいく。これが高くなりすぎると取り返しのつかないことになってしまう。
ジョーを見失い苦しみ続けるサラだったが、第二回メインゲームの後、ある人が感謝の意を込めて設備に細工を施し、日常と変わらぬジョーの姿がモニターに映る。
AIのジョーも本物が最期に残した言葉と同じ言葉を言った。
ジョーの言葉を聞き、サラは幻影を振り切る。
本人の死後、AIとなっての登場だが、サラも救われたのではないだろうか。
自分自身の幻影で親友を苦しめることとなってしまったジョーも救われたと思いたい。
…しかし、また別のルートでは、悪意によってサラを徹底的に壊すべく幻影がそのまま再現されたようなAIが作られることに。ずっと苦しんできた幻影が「形」となって目の前に現れ、サラはジョーについて一切のことを忘れる記憶喪失状態になってしまう。
サラにとってはジョーの死を悔やむサラを救うのも地獄に突き落とすのもジョーの言葉であり、それほどまでにジョーの存在は大きかったのだった。
誘拐の真相
ナオ同様、ジョーも候補者のリストには載っておらず、カイのパソコンの資料によると組織はサラと関わりの深い人物のことも目を光らせていたことがわかる。
モニタールームにもジョーのAIはなかった。
ジョーのデスゲーム参加もサラの誘拐時に偶然居合わせたためであった。
名前の由来
ジョーは初期設定でも死ぬキャラクターだった。
彼の死にざまを考えた制作者は「もういい たつな たつなジョー」
と思える死にざまを作りたい。その決意の証で手綱ジョーと名付けられた。