佐藤戒
さとうかい
「少なくともエッグベネディクトは作れそうですね」
自分は「シュフ」だと名乗る、とぼけたもの言いをする不思議な青年。
深刻な状況で冗談だと分かりにくいような冗談を言ったり、自分の名前を呼ばれると「カイさんです」と返すなど、お茶目でおとぼけた感じの性格を見せる反面、なかなか過激な行動もとる読めない人である。
何故かフライパンやお玉などの調理器具を持っているが、デスゲーム開始直後に調達してきたのだとか。
話が進むにつれ、誘拐犯側との関わりが見えてくる。
※これより下にはキミガシネ二章後編ラストまでのストーリー展開及び佐藤戒に関するネタバレがあります!!※
活躍
一章後編の第一回メインゲームにて賢者のカードを所持し、多数決で選ばれて死亡が確定してしまう。
「あなたに託します…! 私たちの悔しさを…希望を…!」
反撃の一歩として処刑の前に自ら包丁で両手首を切り、サラに悔しさと希望を託して自決した。
しかし彼の残したパソコンには重大な情報が詰まっており、次第にその情報からカイのこれまでの行動や誘拐犯の目的が判明していく。
その中にはサラに宛てた手紙もあった。
死後にもカイはデスゲームの秘密を握るキーマンであり、彼の正体が明らかになるにつれデスゲームそのものの核心も明らかとなっていく。
カイの正体
ASU-NAROという組織に属するエージェントであり、フロアマスターである佐藤我執の息子。
殺し屋として教育を受けていたカイは、幼い日に暗殺の任務を任されるが、人を殺せずに失敗する。父には失望され、組織内のカイの立場はあまり良くなかった。
そんなときに任されたのがサラの護衛だった。
それからは千堂院家のヒーローとしてサラを影から守り、サラの養父とも仲良くなっていた。
カイがいつも着けているエプロンもサラの養父からもらったもの。
組織の目的は、デスゲーム開催までサラを護衛し健康な状態で拉致することだった。
親友であるジョーやリョーコまで監視対象に含まれていた。
カイは組織を裏切り、サラを逃がすために忠告しようとする。
しかし必死に守ろうとする故の気迫や行動の不審さにより、当のサラにはストーカー扱いされ恐れられる結果となってしまった。
サラの養父と手を組んで組織からサラを守るために暗躍するが、最終的に敵に一手先を読まれて誘拐されてしまい、カイ自身もデスゲームに参加させられることとなってしまったのだった。
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