「黒金の暴竜よ、現世の狭間を閉ざす鎖錠を破り、我が敵に滅びをもたらせ!現れろ!破滅竜ガンドラX!!」
概要
20thアニバーサリー劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』の入場者配布カードの第1弾。
劇中にも登場する。
テキスト
効果モンスター(禁止カード)
星8/闇属性/ドラゴン族/攻0/守0
(1):このカードが手札からの召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。このカード以外のフィールドのモンスターを全て破壊し、破壊したモンスターの内、攻撃力が一番高いモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。このカードの攻撃力は、この効果で相手に与えたダメージと同じ数値になる。
(2):自分エンドフェイズに発動する。自分のLPを半分にする。
解説
劇場版では、(1)の効果は起動効果となっている。
《破壊竜ガンドラ》のリメイクカードであり、効果対象が狭くなった代わりにバーン効果が付与され、使い勝手はかなり向上した。
ただし、除去効果の発動は手札からの召喚・特殊召喚に限定されている点、魔法・罠カードは除去できない点、効果破壊のみで除外出来なくなった点には注意。
また、場持ちが良くなった分ライフロスは大きいので、出来れば召喚したターンに決着をつけたいところ。リンク素材にする、闇属性であることを活かし、スターヴヴェノムなどの融合素材にするといった形でライフロス回避を図る、《強制転移》などで相手フィールドに移しデメリットを押しつけるといった方法で消費を抑えることも検討可能。
2019年7月頃、デメリットを補って余りある全体除去効果やバーン効果を用いたワンショットキルギミックが開発された他、立ち回り次第では相手ターンでの展開妨害もこなせる奇襲性が危険視されたのか、禁止カードに指定された。
※ただし、海外版(TCG)の場合、バーン効果の数値が元々の攻撃力を参照するため、《アークロード・パラディオン》などを用いた、一部のコンボは発動できない。
遊戯王はOCGとTCGでテキストが違う場合、先に出た方に合わせる形でエラッタされるのが基本的な対応となるのだが、ガンドラXの場合は先に出たOCG側が禁止カードになるような効果であったためかそういった対応が行われず、2023年12月まで日本と海外で効果に食い違いが生じていた。
しかし2023年12月(マスターデュエルでは10月)、OCG版ガンドラXの効果が後から出たTCG版の効果にエラッタする異例の発表が行われ、それに合わせて翌年1月より無制限に緩和される事が発表された。
劇中での活躍
遊戯vs海馬戦で海馬の切り札《ディープアイズ・ホワイト・ドラゴン》に答えるように、遊戯が使用。
魔法カード《魔導契約の扉》でサーチされた後、《アップル・マジシャン・ガール》《ブラック・マジシャン・ガール》の2体をリリースしてアドバンス召喚された。
その際の口上が冒頭の台詞であり、およそ主人公のものは思えないような非常に攻撃的な内容になっている。彼の他のカードの可愛らしいモンスター達との強いギャップが、とても印象的である。
その後、自身の効果で《ディープアイズ・ホワイト・ドラゴン》を破壊し、海馬に4000ものバーンダメージを与えたものの、《ディープアイズ・ホワイト・ドラゴン》の効果で道連れにされた。
この時、《魔導契約の扉》の効果で海馬に渡したあるカードが、デュエルの決着を左右することになる。
関連イラスト
関連タグ
内閣総辞職ビーム:ガンドラXの効果発動時の描写に似ていたと一部で言われている、約3ヶ月後に公開された映画に出てくるビーム。