概要
開帝高校に赴任していた教師。転校してきた白鳥聖の担任だった。
気さくで溌溂とした印象を与え、クラスメイトからも慕われているが………。
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【警告】以下、ネタバレ注意!!
その本性は冷酷かつ狡猾で、「弱者を踏み台にして強者を作り出していく」という歪んだ思想を持っていた。
そのため、目的のためならば目をつけた人物の将来を台無しにし得る行動も辞さなかった。
容姿や学力で劣る者を弱者と決めつけ、ストレスの発散やコミュニケーション能力の向上を名目に寄ってたかっていじめさせる状況を意図的に作り出していた。
教育実習生として配属された白鳥や星宮紗良を自身の後継者たりうる強者に位置づけ、星宮を人質に白鳥に自分の後継者になるよう強要するが、白鳥の殺意を高める結果となり、仙水エリカ共々校舎の屋上から突き落とされ死亡した。
死の間際、白鳥を「弱者を苦しめる状況を意図せず作り出してしまう無自覚な悪魔」と非難していた。
彼の死は公にはエリカとの交際が拗れた末の事故として処理された。
彼の所持していた万年筆は白鳥に回収され、白鳥の過去に繋がる証拠品の一つとなった。
また、この一件により白鳥と星宮の関係に亀裂が広がっていき、遂には「自首してもう一度やり直そう」と説得する彼女に逆上した白鳥が衝動的に階段から突き飛ばして殺害してしまった。
白鳥自身も彼女も殺してしまったことで完全に後には引けなくなり、神童とは真逆の「強者を生まない」という思想によりのめり込んでいき今へと至った。
以上のことからも分かるように、現在の白鳥の人物形成に大きく関わったことから、エリカ共々本作における全ての元凶と言っても過言ではない。