稲葉郷子の知人の女子大生
いなばきょうこのちじんのじょしだいせい
漫画『地獄先生ぬ~べ~』#96「帰ってきた妖狐・玉藻の巻」に登場した玉藻京介の勤務先である病院に入院する女子大生。
妖怪寝肥りに取りつかれていた。
近所に住んでいる稲葉郷子に勉強を教えていた。
ぬ~べ~をあまり印象が良い人物とは思っていない。清楚系の外見をした美人ではあるが、激高して物を投げつけるなど乱暴。情緒不安定になっているからなのかもしれないが。
ぬ~べ~は彼女に出会う前に下心満載の妄想をしていたのでしょうがない。
艶やかで長い髪をしており、悪霊の仕業で醜悪な肥満体に変貌させられている状態でも常に綺麗な髪を保っていた。
女子大生は就寝時激太りするが、彼女の巨体にくまなく付いた分厚い肉の正体は、全身の毛穴から大量に噴出されたエクトプラズムで、彼女自身は細身のままである。
とはいうものの実体化しているので人の目からは特大のデブにしか見えない。エクトプラズムは煙のような物質なので膨大な量でも普段は体内に留まっていられる。
煙のようであっても悪霊には衣服を破る力が備わっていることが病室を映したビデオから確認できる。
担当医の玉藻ではなく、ぬ~べ~によって助けられたのだが、おそらく彼女は事実を知らされることなく物語から姿を消した。
ぬ~べ~が知りたがっていたスリーサイズや恋人の有無はわからずじまい。
具体的な数値は設定されていないが、悪霊に容姿を妬まれるだけあって、すらりとした美しい身体で描かれていた。
足の形はエジプト型。
美女が夜中に体が部屋いっぱいに膨らんだ肉の塊になる描写が一部読者に衝撃を与えた。主に性癖に。
絵本百物語に掲載されている「寝肥」は怠惰な女性がなるものとされているが、それだと女子大生が醜く太ることに苦悩せず、玉藻が医者として登場できないので改変されている。
結果、美醜によるギャップや嫌がったり苦しがっている様子に興奮を覚える人種に好かれるようになった。
大多数の男子小学生の読者には受けが良くないと評判の玉藻を再登場させるにあたって、バランスをとるために作られたのが玉藻とは対極の男性受けの良さそうな姿の女子大生であると一部では噂されている。
文庫版のおまけにて、玉藻の再登場は好評であったことが語られていたので目論見は成功したといえる。
女子大生は下着、病衣、裸の三種類の姿を披露しているが、普段どんな服装をしているのかは不明。
髪型が近いのが理由なのかpixivでは高橋律子先生を元に服装が用意されていることが多い。
彼女自身は妖怪ではないのだが、「寝肥り」タグが付いている作品はほぼ彼女のイラストである。
通常、版権キャラを太らせたイラストはキャラ名を伏せたり、「R-18・R-18G」タグを使用してキャラの肥満化描写が苦手な人間に配慮する必要がある。
しかし、彼女の場合は原作の時点で肥満化しているので多少グロテスクでも問題なし。
むしろ、彼女は悪霊に太らされるために登場したキャラなので気兼ねなく肥えさせることができるのだ。
本当のデブではないので一部では残念がられることがあるが、寝肥りを除霊せずに放置していると起きているときでも超肥満体のままになるという想像をする者もいるそうな。
女子大生の太った姿はデブ貧乳といえる体格でむしろ痩せているときよりも胸が平たくなっている。
強いストレスを受けると胸が小さくなるので、生理学的には正しい状態である。
デブ専にもあまり需要のない体格に変貌させられたはずだが、彼女が巨体力士として活躍する姿を見たかったとする声が少なからず存在する。