現実の空中庭園
世界的に有名なものでは、古代オリエントの都市バビロンにあった庭がある。屋上のテラスを中庭状に囲み、盛り土し草木を植えた。「世界七不思議」のひとつにも数えられている。
日本では大正時代に軍艦島のアパート(日本初の鉄筋コンクリートの集合住宅)の屋上に作られたものが最初。1980年代以降、高層建築の屋上や鉄道駅周辺の人工地盤の上に盛んに作られるようになった。
特に、大阪市北区の超高層ビル「梅田スカイビル」の展望台が有名。開放型の屋上展望台が特徴。
中村真一郎氏や角田光代氏の小説のタイトルに使われている。
架空の空中庭園
ファンタジーなどに登場する空中庭園は、高い柱の上に庭を設けていたり、空中を移動する船・浮島などの上に庭を作ったりしている。
植物への水やりをどうするのかが疑問点ではあるが、ファンタジーにそんな現実的な問題を持ち込むこと自体が野暮なのであろう。
『天空の城ラピュタ』のラピュタが文字通り空中に浮いているもの代表例だろう。
一方、ゲーム「タクティクスオウガ」には、上述のバビロンのものに近いと思われる、砂漠の地表に建設された王族用のタワー型建造物「空中庭園」が最終ステージとして登場し、最終ボスとの決戦の場となる。
VOCALOID楽曲の空中庭園
アルバム『アヒルホスピタル』収録曲。病院の屋上をテーマにした曲。
ニコニコ動画:【鏡音リン・レン】空中庭園【オリジナル】