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概要

古典『竹取物語』に登場するふもとに住んでいる老夫。

「竹取」は当時身分の低い貧しい職業であり、「」というのは爺さんのこと。

竹取をやっているお爺さんということから竹取物語内では『竹取の翁』と呼ばれている。

名は讃岐造

ある日光り輝く竹からかぐや姫を見つけてから妻と共に大事に育て、

後には黄金の入った竹を見つけるのが重なるようになり、大金持ちになった。

かぐやに五人の貴公子が近づこうとした時には、

かぐやの為を思い。それをサポートし続ける。

最終的にかぐや姫が月に帰ってしまうと喪失感から生きる望みを失くし、病床に着いてしまった。

物語が竹取の翁から始まったことを考えると竹取物語において、かぐや姫に次ぐ重要キャラクターといえるだろう。

かぐや姫との関係

 かぐやにとって、ばあさんと共に育ての親であり、

 翁にとっても、心苦しい時にかぐやを見れば苦しさも落ち付き、怒りも収まった。

 一方、自分がいつ死ぬかもわからない歳であることから、独身であろうとするかぐやに不安を感じ、結婚するようかぐや姫に訴えるも断られ続ける。

 しかし翁もかぐやの意思を尊重し、彼女が嫌といえば無理強いはできなかった。

 かぐやが月の都に帰らなくてはならないと告白した際にはあまりにも嘆き、髭が白くなり、腰が屈まり、目も泣きただれ、かぐやに対して迎えに来るであろう天人の眼を潰してやるとまで宣言するほどであり、[昇天]]する間際にはどうか一緒に連れていってほしいと泣き伏せてしまった。

 かぐやもまた、翁との別れを悲しみ、年負う翁とばあさんを支えられないことを心切なく感じており、形見として手紙を翁に渡した。

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