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概要編集


ドバイWCデーにあって近年は日欧対決の様相を呈しているドバイシーマクラシックだが、クラシックディスタンスに強い馬を育てる日欧が今年も精鋭たちを送り込んだ。


欧州勢は

  • 前年2番人気、今年こそ戴冠期待レベルスロマンス
  • 2400で本格化、適距離で連勝狙うジュンコ
  • 昨年の3歳戦線を牽引、力を示せオーギュストロダン
  • 初の欧州外遠征、ゴスデンの実力牝馬エミリーアップジョン

などがエントリーしている。


日本勢は

  • 3年連続参戦、大王の意地は捨てないシャフリヤール
  • 一昨年のティアラ2冠、欧州名門の血が騒ぐスターズオンアース
  • 前年のトリプルティアラ、新時代の天才令嬢リバティアイランド
  • 春盾の実力者、初海外でも力示すかジャスティンパレス

事前情報編集

  • スターズオンアース騎乗予定のルメール騎手が直前のドバイターフで落馬負傷したため、代打に当初本レース騎乗予定のなかったデットーリ騎手が起用。同騎手が日本馬に乗るのは久々のこととなる。

出走予定馬編集

性齢予定騎手調教師
16ジュンコ(GB)セ5M.ギュイヨン(FR)A.ファーブル(FR)
23ジャスティンパレス(JPN)牡5J.モレイラ(BRZ)杉山晴紀(JPN・栗東)
31ポイントロンズデール(IRE)牡5W.ローダン(IRE)A.オブライエン(IRE)
411レベルスロマンス(IRE)セ6W.ビュイック(GB)C.アップルビー(GB)
52シャフリヤール(JPN)牡6C.デムーロ(FR)藤原英昭(JPN・栗東)
65シムカミル(IRE)牡5J.ドイル(GB)A.ドゥミユール(QAT)
712シスファハン(FR)牡6L.ディロジール(GER)H.グレーヴェ(GER)
810スピリットダンサー(GB)セ7O.オーア(IRE)R.フェイヒー(GB)
97オーギュストロダン(IRE)牡4R.ムーア(IRE)A.オブライエン(IRE)
104エミリーアップジョン(GB)牝5K.シューマーク(GB)JT.ゴスデン(GB)
118スターズオンアース(JPN)牝5L.デットーリ(USA)高柳瑞樹(JPN・美浦)
129リバティアイランド(JPN)牝4川田将雅(JPN・栗東)中内田充正(JPN・栗東)

前評価編集

人気WHJRAJRAオッズ
1オーギュストロダンリバティアイランド2.8
2リバティアイランドオーギュストロダン3.5
3エミリーアップジョンスターズオンアース4.2
4ジャスティンパレスジャスティンパレス7.6
5スターズオンアースエミリーアップジョン11.3

結果編集

着順タイム/着差
1レベルスロマンス2:26:72
2シャフリヤール2
3リバティアイランド1
4ジャスティンパレスクビ
5エミリーアップジョン短アタマ

逃げたポイントロンズデールに対し、前年後方から行って大敗したレベルスロマンスが番手をとる。直線で抜け出して後続を振り切り、昨年の同レースとターフに出走した弟メジャードタイムの雪辱を果たした。先行したシャフリヤールがしぶとく2着、後方から追い込んだリバティアイランドが3着に入った。先行したスターズオンアースは手応えを失いキャリア初の大敗、後方からイン差しを狙ったオーギュストロダンも手応えを失いしんがり負けとなった。


  • 勝ったレベルスロマンスは22年BCターフ以来のG1勝ちでG1は4勝目。管理するアップルビー調教師は3度目、ビュイック騎手は5度目の勝利でいずれも2019年オールドペルシアン以来。
  • 2番人気オーギュストロダン、3番人気スターズオンアースが共に大敗したため3連単は22万オーバーとやや荒れた決着。

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