刀については→ 笹貫 を参照。
プロフィール
「波に乗れれば、今度は自分で戻って来れるだろ？」
概要
2022年7月25日に公式Twitterにて実装が発表された刀剣男士。
同月26日～8月16日開催の『連隊戦～海辺の陣～』の夜光貝10万個、20万個の報酬として実装。
公式Twitterの紹介
失敗作だと竹藪に投げ捨てられるも、後日その刃が笹の葉を貫いていた、という伝説が名の由来。薩摩国で打たれ、後に樺山家へ伝来する。今度はどこに投げ捨てられても自力で戻って来れるよう備えている。
性能
容姿
右片側に若竹色のメッシュが入った竹炭の如き黒髪を無造作に括った青藍色の瞳の青年。
チャイナボタンが付いたインナーと手袋、武具も同色。
同じく青藍色の上下は膝下丈の着物風上着が特徴で、裏地にはインナーの裾と揃いの深竹(ふかたけ)色と金縁で笹の葉が描かれ、下駄の鼻緒も同色。本体を留めている腰紐は白銀色。
塚紐や拵は銅色で、首には笹の葉が描かれた茅(かや)色の太いチョーカーと細いチェーンのネックレスをつけている。
内番は、黒の左裾にパンダが刺繍されたVネックTシャツに、笹の葉が描かれた緑色のズボン。普段の髪を崩していて、一部を後ろに結んでいる。また眼鏡もかけている。
刀紋は丸の中に細竹丸と十字状の笹葉。
キャラクター像
波のようにゆったりとした性格。セリフの端々から派手な外見に違わず、ノリの軽い陽キャじみた人物であることがうかがえる。
また、高橋氏の特徴的な演技から、ダウナーな印象も与える。
しかし、戦闘立ち絵で示現流を構えてたり、敵に対して奇声を上げてたりと好戦的な一面がある。真剣必殺では「オイにいっきょったこっが運の尽きじゃ！(オレに行き会ったことが運の尽きだ！)」と殺気丸出しの鹿児島弁で吠え、鬼気迫る勢いで敵に斬りかかる。
示現流は、薩摩藩士が教えられた剣術であり、秘伝とされてきた。特徴として、実戦を想定として磨き抜かれた剣術で、一太刀を喰らうと絶命すると恐れられていたのである。それは、新選組局長の近藤勇でさえも、警戒していたほどだから相当な物だと分かるだろう。
元の逸話に対しては、気にしておらず、元旦台詞でもネタに活用している。しかし、台詞を見る限り、苦い思い出として記憶されているようだ。
人間関係
珍しく物騒な関係にあり、ピリピリしている。
これは、1609年に薩摩藩が起こした【琉球侵攻】が関連しており、薩摩藩を指揮した大将の一人が元主である樺山久高ということが起因している。
- どこかの誰かさん(刀帳)/凝り固まったやつ(治金丸との回想)
刀帳台詞や回想で言及。
詳しいことは不明だが、島津・薩摩に所縁のある刀と推測されている。
余談
チラ見せ時の雰囲気が兼さんに似ていたため「兼さん（アローラの姿）」というパワーワードが浮上した。
立ち絵で見せている、左手の親指と小指を立てる仕草はハワイなどで使われる「シャカ・サイン」というジェスチャーで、手の甲側は「元気？」「頑張ろう」などの励ましの、掌側では「気楽にいこう」「ありがとう」などの親しみを込めたメッセージを意味する。
逸話からツイッターでは「帰巣本能」がトレンド入りし、「三日月宗近に見習わせてやりたい」などというつぶやきが多く見られた。
余談ではあるが、鹿児島では戦後GHQに接収された国宝級の刀が数十年後に帰郷したり、西南戦争で略奪された刀が百年以上経ってから奉納されていた神社に返還されるなど、帰巣本能高めなエピソードがある。
偶然にも、笹貫が実装された年には鹿児島神宮(鹿児島県霧島市)から接収された旧国宝の刀と推測される刀がオーストラリアで発見され、地元放送局で特集された際には刀ミュで小狐丸を演じている北園涼氏(鹿児島県出身)がインタビューに応じた。
また、長年待ち望まれていた鹿児島出身の刀が来たことにも、盛り上がった。
