概要
世界に根ざす噂や伝承が生物として具現化した存在。精霊は噂と伝承通りの行動をとる。噂と伝承に由来する能力は不可思議で、精霊達が使う魔法は精霊魔法と呼ばれる。
精霊の力は元になった伝承がより広く広まっているほど強く、それに忠実になるが、噂や伝承が途絶えると弱体化し、最後には消滅してしまう。また自らの噂と伝承に背いたときも消滅する。
精霊が住む大精霊の森アハルトヘルンも大精霊が棲む噂と伝承が作られた精霊であり、その時に出回っている入り方の噂と伝承が必要となる。
2000年前の〈神話の時代〉の大戦では人間と共闘し、魔族と戦っていた。
一覧
あらゆる精霊の母という噂と伝承が元になった大精霊。通称「母なる大精霊」
- 妖精ティティ
悪戯好きな妖精。
- 水の大精霊リニヨン
この世に水を生み出した始まりの一滴という人々の言い伝えから生まれた精霊。
- 教育の大樹・エニユニエン
内部に教室があり、学びの場となっている巨大な大木の精霊。「精霊の学舎」と呼ばれている。
- 本の妖精リーラン
エニユニエンの中にある「本の森」の中にある精霊に関する事が書かれた本の形をした精霊。精霊に関することをはじめ、様々な内容が記載されていて、試験問題にもなることができる。
- 隠狼ジェンヌル
神隠しの精霊。狼の姿をしているが見られている相手からは姿を消すことができる。狼の姿はまやかしに過ぎず、実体の気配を捉えるためには、目を閉じる必要がある。
- 風と雷の精霊ギガデアス
小槌を持った小人の妖精。小槌を振り下ろす事で雷を落とす能力をもつ。
- 治療蛍セネテロ
精霊を治療する蛍で「精霊の医者」と呼ばれている。
- 愛の妖精フラン
報われなかった愛を形にし、結びつける精霊。
- 大戦の樹木ミゲロノフ
人間に大戦を生き抜く知恵を授ける樹木の精霊。
勇者カノンが広めた偽の暴虐の魔王の伝承が元になった大精霊。ミサ・イリオローグの真体。
- 紅茶の精霊ティルムンク
そこにお湯を注げば、紅茶に変わるカップの姿をした精霊。緊張している場合はスッとする香りに、敵意や疑念を抱いている場合は甘くなる。落ちついている場合は、酸味と甘味、辛味が絶妙に混ざった至高の味がする。