概要
アダルトゲーム開発会社『アップルパイ』から『Ⅰ』『Ⅱ』『Ⅲ』の三本が発売され、それぞれにMS-DOS版とWindows移植版が存在する(Windows版は『Ⅰ・Ⅱ』同梱)。
またOVA『聖少女戦隊レイカーズEX』、ノベライズ版全三巻(ワニマガジン社 メガヒット・ノベルズ)、原画集(笠倉出版社 SAKURA MOOK)などが発売されている。
特撮ヒーローもののパターンを盛り込んだアダルトPCゲームは現在でも一定の支持を得ているが、『聖少女戦隊レイカーズ』シリーズはその先駆けといわれている。
キャラクターデザインはかんとり氏。
内容
また『Ⅲ』ではADV要素が強化されており、冒頭で(『Ⅰ』『Ⅱ』では固定だった)主人公カップルが交際関係を解消しており、(よりを戻す可能性も含め)ヒロイン全員分のエンディングが用意されている。
ストーリー
主人公・大道寺洸は普通の高校生だったが、実は2000年前に超エネルギー体『レイカークリスタル』を狙う『皇帝ガルヴァーン』に滅ぼされた『ブラード星人』の末裔。
精神体となった『王子アラン』の意志を継ぎ、クリスタルを追って地球に飛来した『ガドラム帝国』に対し、『聖少女戦隊レイカーズ』と共に戦いを挑む!
『Ⅱ』ではガドラム帝国を上回る新たな敵・『犯罪組織ギルドール』が襲来。
『Ⅲ』ではブラード星人の生存者が興した『バルダーク帝国』と、レイカークリスタルを巡り戦うこととなる。
登場人物
- 大道寺洸
主人公。『Ⅰ』終盤で王子アランの精神と同化し、『聖戦士ブラードナイト』に変身。
聖少女戦隊レイカーズ
- スターレイカー(神楽坂玲子)
- クンフーレイカー(倉田千晶)
- ジュードーレイカー(橘夏音)
- ソウルレイカー(氷川弥生)
- バニーレイカー(森山由架)
ガドラム帝国(『Ⅰ』)
- 皇帝ガルヴァーン
- 冷徹参謀レティシア
- 烈火将軍オレアナ
犯罪組織ギルドール(『Ⅱ』)
- 総帥ライオット
- 可憐将軍クレア
- ギルダーナイト&ギルダー三人衆
- 剣豪浪人影虎
バルダーク帝国(『Ⅲ』)
- 皇帝ネオス・ブラード
- 王女ローラ・ブラード
- 霹靂のアイゼリア
- 疾風のデスガリア
余談
pixivの投稿作品は、なぜかジュードーレイカーこと橘夏音を描いたものが特に多い。
なお、『レイカーズ』で検索するとNBAのロサンゼルス・レイカーズや、部分一致で『○○ブレイカーズ』等がヒットする。
開発元である株式会社アップルパイは雑誌の編集プロダクションとしての実績もあり、PCゲームでも多数のブランドを抱えていたが、現在は活動を停止している(2002年3月発売の『電脳妖精サイバーフェアリー』が最終タイトル)。