概要
1996年にVISCOがMVS、NEOGEO用に開発した対戦格闘ゲーム。
発売元の知名度が低い事や色物キャラが多いためかキワモノ扱いされがちだが、実は操作性も良く丁寧に作られた良作。
濃いキャラクターが一部に受けたためか、それなりに知名度があった。雑誌ゲーメストでも取り上げられ、特集が組まれた事もあった。
pixiv上では女性キャラクターのティア・ラングレーに人気が集中している。
ブラジルのゲームメーカーQUByte Interactiveが『婆裟羅(STG)』に続き、ブレイカーズも『無印』と『リベンジ』がセットになった『ブレイカーズコレクション』を2023年1月12日に配信。オンライン対戦にも対応しているが、勝利メッセージは英語のみである。
元々のNEOGEO版もプレミア価格が付いており、十万以上の値段が付いているものも存在している中、2024年4月のEVOJAPAN2024上において、まさかのブレイカーズ新作が開発されていることが判明した。
登場キャラクター
神威 翔(かむい しょう)
主人公。よくいるタイプの正統派熱血漢だが、ゲーム中の性能は露骨なまでに贔屓された高性能っぷりで、プレイヤーからは「SHO様」と呼ばれている。
李 刀龍(リー・タオロン)
ライバルポジションの中国拳法使い。なお韓国人。
ピエール・モンタリオ
フェンシング使いのイタリア人。オカマ口調などの濃いキャラが一部に人気。
シーク・マハール
アラブ風の剣術使い。
コンドル・ヘッズ
ネイティブアメリカン風の投げキャラ。ボタン同時押しで簡単に出る対空技の性能がぶっ壊れている。
アルシオンIII世
封印から目覚めた古代エジプト時代の王子。ダルシムのように手足が自在に伸びる
ライラ・エスタンシア
ジャングルで育った野性児。かなりの筋肉娘。
レオタード姿で闘うセクシーなキックボクシング使い。
飛影 才蔵(とびかげの さいぞう)
続編で追加された新キャラクター。忍術で闘う。
黄 白虎(ホァン・パイフー)
ボスキャラクター。CPU専用キャラクターだったが家庭用版や続編で使用可能に。
余談
- このゲームは元々1994年のAMショーに出展された「天麟の書 死嘩護(てんりんのしょ しかご)」というタイトルで開発されていた格ゲーが一度お蔵入りとなってしまい、後にこれをベースにして作られたのが「ブレイカーズ」である。登場キャラは「死嘩護」からデザインの流用や改変がされている他、キャラ名なども変更されており、後述のCPU裏キャラの名前や裏設定は「死嘩護」で使われるはずだった没設定の一部が使われている。
- CPU戦で同キャラ対戦になった場合にCPU側のキャラ名が変わるのが本作(とリベンジ)の特徴だが、実は「他人の空似の別人」という設定であるため、個別のちょっとした裏設定も用意されている。