背面の暗黒猿楽
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はいめんのあんこくさるがく
背面の暗黒猿楽とは、同人ゲーム『東方天空璋』の登場キャラクターである摩多羅隠岐奈のスペルカード。
隠岐奈が画面最下部中央に居座り、米粒弾を連射しながらレーザーで画面を凪ぎ払う技。
レーザーは回を増す毎に速度と攻撃範囲が広がっていき、最終的には画面隅まで米粒弾を潜りつつ移動しなければ避けられないレベルまで強化される。
スペカ発動時から隠岐奈の姿は透明の無敵状態なため一見耐久スペルの様に感じてしまうのだが、実はこの無敵は季節開放(もしくはボム)を条件に解除されるシステムとなっており、スペカ発動直後に季節開放してやれば隠岐奈に密着するだけで難なく取得できてしまう。
隠岐奈は相手の背後から突破口を開く戦法を得意としており、本スペカでは自機の後ろから弾を放つというシューティングの暗黒面を体現している。
また彼女の元ネタである摩多羅神は猿楽の神としても知られており、その神が宿っていた人間である秦河勝と同一視されていった歴史も持つ(ちなみに河勝が遺した能の面は東方にて『秦こころ』として幻想入りしている)。
更に本来の猿楽は人より上のモノへと演舞を贈る『翁(おきな)猿楽』と呼ばれ、後に儀式や呪術を伴わない娯楽『猿楽能』へと進化していった。
本作では上記の経緯を踏まえ、こころが生み出した暗黒能楽を自身の猿楽と合わせて相手の背面に撃つ様を表現している。
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