ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

概要編集


「夏の魔術」シリーズの主人公。


第一巻の時点で聖ルカス大学文学部の1年生。(大学には一浪して入学)

夏休みに入ると、何かを見つける為にバイトで貯めた僅かばかりの資金をもってひとり旅に出る。その先で立花来夢という少女と出会い、そこから彼の運命は大きく動き出す。


人物像編集

自他ともに認める極々平凡な大学生。ぼさぼさとおさまりの悪い前髪をしている。身長は平均より高い方で、顔立ちは人によっては「感じがいい」と評価されることも。運動神経も人並み以上ではあるが、それで大成できるほどの能力はない。特技はハーモニカ演奏。


高校時代には進路指導の教師に「お前みたいな器用貧乏な奴が一番大変」やら「一昔前ならいい教師になれただろうな」と評されている。


今時の若者らしくない古風な性格(流行りものや合コンなどに関心が薄い)で、携帯電話すらなかなか持とうとしなかった。(ある人物に「知り合い全員に番号を教える必要はない。来夢君との専用回線にしておけばいい」と言われて考えを改めた)


前述の通り来夢とは一人旅に出た先で知り合い、すぐに意気投合。直後に奇怪な事件に巻き込まれるが、その中で探していた何か(=来夢を生涯をかけて守るという使命)を見つけ出す。その事件を解決する過程で来夢と共に「セラフィン」と称される異次元エネルギー生命体の宿主となってしまった。


その後、特に外見的な変化はないものの、「物体引き寄せ(アポーツ)」と呼ばれる超能力を使えるようになった。もっともそれを知っても本人は「ふーん。そうか」くらいの感想で、積極的に能力を鍛えたりはしていない(ただし、巻数を重ねるごとに応用を効かせて使用するようにはなっている)。


むしろ能力については否定的で(作中で身に余る力、強大な力を求めて破滅した人間たちを目の当たりにしている為)、「セラフィン」に対しても「早く(身体から)出てってほしい」くらいに思っている。


来夢とは数々の奇怪な事件を乗り越えてきたのもあって、非常に強い絆と絶対的な信頼関係で結ばれており、来夢に対して危害を加えるものに対しては絶対に容赦をしない。


同世代の女性との色恋沙汰にあまり興味がない為、来夢の存在を知る者からはロリコン疑惑を持たれることもあるが、当人は「親戚の子で妹みたいなもんだから、しょうもないことを言うな」と否定している。


家族関係編集

家族構成は両親と兄の4人家族。

両親は医師であり、病院を経営している。また、現在でいう毒親の気がややあり、成功の道は一つだと信じて疑っておらず、それを子供達にも要求していた。

その為、兄はもとより耕平も医者になることを期待されていたが、耕平自身は成長するにつれて、そのことに強い違和感を抱えるようになった。


将来については親から「(医師になって)病院を継がないのであれば好きな道をいけばいいが、卒業した後は援助は一切しない」と言われている上に、医者となった兄の策略で遺産相続を放棄する旨の書類にサインをさせられている。(もっとも日本の法律上、被相続人の死亡前に相続を放棄することは出来ないので、恐らく、相続が発生した際に相続権を主張しない旨の誓約書のようなものだと思われる)


これらの事から、第一巻開始時よりも以前から、両親との折り合いはあまり良くなかった。

ただし、第三巻と第四巻の間から、両親が耕平への仕送りを三割増やすようになった。耕平自身は突き返そうとしたが、ある人物からの説得もあって受け取ることにした。これに、バイトでの収入を加えることで第一巻時点よりも経済的な余裕ができ、第四巻時点では非常時のための貯金を行っている。なお、仕送り増額の動機について、作中の耕平は「遺産相続を放棄したことへの見返りだろう」と推測していた。(それもあるだろうが、恐らく、相続放棄の強制の事を知った親類や知人からの苦言で、自分達が世間から毒親のごとく見られていると自覚した両親によるイメージ回復としての意味もあると思われる。耕平自身は両親との関係について「完全に分かり合うことは不可能でも、何かあった時に気負わずに「ありがとう、助かるよ」と言えるくらいの関係は保っておきたい」、と考えている)


関連タグ編集

夏の魔術


泉田準一郎他の田中芳樹作品の男性主人公。耕平と異なり年下のヒロインとは毎日のように顔を合わせ、振り回されており、彼女のことを「邪悪」「ワガママ」と評する。それでいて、ヒロインとは非常に強い絆と絶対的な信頼関係で結ばれており、危害を加えてくるもの・愚弄してくるものに対しては容赦をしないところが、耕平と一致している。


望月冬夜他作品の主人公。メインヒロインが12歳の少女だったり、後に自分を「冬夜兄ちゃん」と呼ぶ孤児の少女を初対面で男の子と誤認したりと、耕平とは幾つかの共通点がある。ただし、能力については積極的に鍛えている(現代日本よりも色々と物騒な異世界に転移したためであり、耕平が冬夜より怠惰というわけではない)。

関連記事

親記事

夏の魔術 なつのまじゅつ

兄弟記事

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました