概要
隊舎などに住み込んでいる者が本当に夜中に柵を乗り越えるなどして逃亡するケースもあるが、帰省や休日の外出に行ったまま点呼の時間になっても帰ってこない、駐屯地外に住んでいて長らく無断欠勤をするなどもある。
逃亡して行方がわからない場合には、警務隊が出ることもある。
長期間の逃亡などの場合は実名を公表しての懲戒免職処分などが下ることもあるが、状況によっては温情措置がとられることもある(突発的に逃げたがすぐ戻り十分反省しているなどの場合)。
余談
作家の故池波正太郎氏は戦時中、徴兵されとある海軍施設にて勤務していたが、しばしば同僚と共に脱柵し街に繰り出していた。しかしある時運悪く海軍巡邏(陸軍でいうところの憲兵)にみつかってしまいとっさに相手の股間を蹴って逃げたというエピソードがある。