概要
自衛隊地方協力本部は、各都道府県に設置され、広報活動や人員の募集を行う機関である。通称「地本(ちほん)」と呼ばれ、2006年に自衛隊地方連絡部……地連から改編された。
人員募集であるが、不況などの社会情勢や軍事アレルギーの緩和などによる応募者増加によって地連時代のような街頭勧誘は行われなくなったが、かわりに広報活動の方に実力を発揮。
広報活動においては、近年WEB漫画やらツイッターなどがたびたび話題となっている。
三自衛隊共同の機関であるため、担当の広報官は陸上自衛官で、送迎の場所に居るのは航空自衛官で、面接の席に居るのは海上自衛隊の幹部自衛官というふうに陸海空の制服を見ることが出来る。
殆どの自衛官が一度は関わる部署で、最も最初に書類を提出する部署である。
提出するもの
願書 :担当となった広報官が取りに来るか、郵送。試験の日程の希望を尋ねられることもある。
合格通知:おめでとうございます、あなたは自衛隊種目に合格しました。着隊時に持って行く。
入隊意向書(or 辞退書):合格したけど、本当に入りますか?辞退なら補欠合格者が繰り上がります。
身上調書:身元を明らかにする書類。本人の性格を親が書く欄がある。
被服採寸書類:貸与される被服のサイズを自分で計って記入。
各種証明書{卒業証明、在職証明(アルバイト含む)、資格証明など}
受験者は携帯電話に意識を向けなくてはならない。それは広報官からの電話がしょっちゅう掛かって来るからである。
試験の日程やら、書類が届いたかどうか(時折、届かないことがある)、送迎など色々な調整事があるからで携帯を放り出して寝ていようものなら翌朝、着信履歴を見て焦ることになる。
教育を受ける駐屯地への着隊、学校(防衛大学校等)への入校における送迎も行っており、3月下旬には26歳以下の若者を乗せて各地域から駐屯地(基地)へと向かう。