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舟を編む

ふねをあむ

三浦しをんによる日本の小説。2013年、石井裕也監督、松田龍平主演で映画化された他、2016年10月にノイタミナにてアニメ化された。
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君は、「右」という言葉を説明できるかい?

解説

変わり者の出版社員が、個性的な仲間たちと共に辞書の編纂に奮闘する姿を描いた作品。
女性ファッション雑誌『CLASSY.』に2009年11月号から2011年7月号にかけて連載され、2011年9月16日に光文社より単行本が刊行された。2012年、本屋大賞を受賞。
雑誌連載時の挿絵や単行本の装画、文庫のカバー装画は、雲田はるこが担当した。
タイトルには「辞書は言葉の海を渡る舟であり、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」という意味が込められている。

2013年、石井裕也監督、松田龍平宮崎あおい主演で映画化され、日本の映画賞では第37回日本アカデミー賞で最優秀作品賞をはじめ6部門の最優秀賞、第68回毎日映画コンクール日本映画大賞、第38回報知映画賞作品賞、第26回日刊スポーツ映画大賞作品賞などを受賞。このほかスタッフ・キャストも多くの個人賞を得た。

2016年10月より、フジテレビ「ノイタミナ」枠にてアニメ版が放送。

物語

出版社・『玄武書房』では新たに中型国語辞典『大渡海』を刊行する計画が進められていた。
天才的な言語能力を持ちながら対人コミュニケーション能力がほぼゼロである変わり者の営業部員・馬締光也は営業部から持て余されていたが、定年を間近に控えて後継者を探していた辞書編集部のベテラン編集者・荒木公平に引き抜かれ、辞書編集部に異動することになる。
社内で「金食い虫」と呼ばれる辞書編集部であったが、馬締は同僚の西岡らを始めとする仲間たちの助けを得ながら、言葉への強い執着心と持ち前の粘り強さを生かして辞書編集者として才能を発揮してゆく。

登場人物

主人公。玄武書房辞書編集部員。大学院で言語学を専攻したのち入社して3年目の27歳。
非常に真面目だが対人コミュニケーション能力が低く、営業部では厄介者扱いを受けていた。しかし言語学専攻のキャリアと鋭敏な言語感覚を荒木に認められて辞書編集部に引き抜かれ、辞書作りに没頭していく。
「早雲荘」という下宿に学生時代から住み続けており、下宿をまるまる自らの蔵書で埋め尽くしている。

馬締が暮らす下宿「早雲荘」の大家の孫娘で、板前見習い。
板前の修行のためにかつて交際相手と別れた経験を持つ。
優しくさっぱりした性格で、変わり者の馬締に対しても分け隔てなく接し、彼の良き理解者となる。

玄武書房辞書編集部員。入社5年目の27歳。
軽薄でチャラい如何にもな現代風の若者だが、それ故に人懐っこく社交的で渉外能力が非常に高い有能な人物。
当初は辞書作りにあまり乗り気ではなかったが、馬締の熱心さに影響されて次第に辞書作りに愛着を持ち始め、香具矢と並ぶ馬締の良き理解者となっていく。

玄武書房辞書編集部のベテラン編集者。入社以来、38年間辞書編集一筋であり、その能力は監修担当の松本から高く評価されている。

玄武書房辞書編集部の契約社員。
辞書編集部の事務作業を一手に引き受ける中年女性。黙々と着実に仕事をこなすが、時折、お茶目な一面を見せることも。

『大渡海』監修である老国語学者。
定年前に大学の教授職を辞し、辞書編集に人生を捧げてきた情熱家。荒木と共に様々な辞書の編集に携わり、荒木の能力を高く評価している。
映画版では新語、俗語、流行語や誤用も収録しようと務め、自ら合コンやファーストフード店に出掛けて若者達の言葉を集めて来るなど、先進的な学者として描かれている。

馬締の暮らす下宿「早雲荘」の大家であるおばあさん。香具矢の祖母。
学生時代から馬締の気質を知っており、物語開始当初から彼が普通に会話することができる数少ない人物の一人。
トラさんという猫を飼っている。

関連動画



外部リンク


関連タグ

小説 映画 腐ねを編む(腐向け作品との棲み分けタグ)

ジョーカー・ゲーム:実写が先でアニメ版が後に制作された等の共通点がある。

関連イラスト

大渡海

  

アニメ版

「舟を編む」

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