概要
1960年7月21日生まれ。本名及び旧芸名は「船越栄一郎」。神奈川県足柄下郡湯河原町出身。
父は同じく俳優の船越英二、母は女優の長谷川裕見子、時代劇俳優の長谷川一夫は大叔父にあたる。妹と弟が一人ずついるが、妹の洋子は2010年に亡くなっている。
父の英二が経営する旅館「旅荘船越」の跡取り息子として生まれるが、旅館の後継者となることを拒否し俳優の道に進む。日本大学三島高等学校を経て日本大学藝術学部映画学科卒業。同期に真田広之らがいる。
2時間ドラマ、サスペンスドラマに数多く出演。在京民放5局全ての2時間ドラマで主演シリーズのある唯一の俳優とされている。「身投げを図ろうとする犯人を崖で説得する」というサスペンスのイメージそのものの熱血な役柄が多いことから崖といえばこの人という視聴者も多いであろう。
バラエティー番組でも活躍。2017年から2021年まではNHK『ごごナマ』にて司会を務めた。
2007年の4月、芸能活動25年目にして初めて『その男、副署長〜京都河原町署事件ファイル〜』にて連続ドラマの主演を務めた。また、2018年8月には芸能生活35周年を記念して「船越英一郎殺人事件」がフジ系で放送された。
2020年以降は2時間ドラマそのものの本数が減っており、本人も主役ではなく脇を固める役どころでの出演が増えているが、連続ドラマや映画、舞台などで精力的に活動を続けている。また、自身の出演作をパロディしたようなCMにも出演している。
2001年にタレントの松居一代と結婚（船越は初婚、松井は再婚で前夫との間に子供が一人いる）。実家の家族からは強く反対されており、船越は父の遺産相続権を放棄したことを公言している他、松居と船越家の面々は長年にわたって交流がほとんどないほど確執があり、旅館の跡を継いだ妹を苦しめる一つの要因になったと報じられている。
一方で夫婦・親子の関係は良好で、芸能界でも有名なおしどり夫婦となっていたが、2016年頃から松居がブログ等で船越の不倫疑惑を訴えるようになり、ついには2017年に所属事務所のホリプロ側が名誉毀損や業務妨害に当たるとして松居を提訴。同年12月に二人の離婚が成立し、裁判に関しては翌2018年5月に和解が成立したものの、離婚後・和解成立後も松居がブログでの投稿を続けていたことから、最終的には船越が名誉毀損で刑事告訴する（※松居は認めるも不起訴処分に）という、まさに泥沼状態での別れとなった。
松居の連れ子である息子は離婚に賛成していたことが報じられており、離婚後の船越のトークやインタビューでもたびたびその存在について触れられている。
