晩春から初夏にかけての、チャ(お茶の木)の新芽が伸びる時期に、新芽を摘み取ること。摘んだ芽はお茶に加工して賞味する。
海外から見れば単なる農作業の一種であるが、日本ではこの季節の風物詩ともなっている。茶摘みの風景を詩にした「茶摘み」という文部省唱歌も広く知られている。
概要
茶摘みはもちろんお茶の産地で行われる。日本では茨城県から鹿児島県までと広域にわたる。
若い女性が頭に手ぬぐいや菅笠をかぶり、紺絣の着物に茜色のたすきを掛けて茶摘みをするのが、緑色の茶畑に着物の色が映えて美しいということもあり、一般的なスタイルである。