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蓄音機

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ちくおんき

古典的な音楽再生機。円盤(レコード)や円筒に刻んだ溝から(電気信号を介さず)直接音を再生する。蓄音器ともいう。

解説

いわゆるレコードプレーヤーの初期の形態であり、アンプを介さないでレコード盤の振動をそのまま音として再生する機器である。プレーヤーに据え付けられたラッパのような部分から音が出る。第二次世界大戦後に真空管アンプで振動を拡大してスピーカーから鳴らすレコードプレーヤーが主流になるまで使われていた。

手回しやゼンマイ駆動でターンテーブルを回して再生する非電源機器であり、アンプはついていないが、それでも意外なほど大きな音が出る。SPレコード専用であり、LPレコードはレコードの溝が細かくなった上に、材質がポリ塩化ビニルとなって強い針圧に耐えられなくなったことから電気式でないと再生できない。

デジタル全盛となった現在でも、クラシカルオーディオとして愛好家や蒐集家がいる。現在ではほぼ見られなくなったが、蓄音機が全盛だった頃を通って来たお年寄りは、電気式のレコードプレーヤーが出てきた頃、「電蓄」と呼んでいた。

7月31日は「蓄音機の日」である。 1877年に発明家のトーマス・エジソンが、自身の発明品の一つである蓄音機の特許を取得したことにちなんで制定された。

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