概要
「こんな田舎」と称するような、山近くの地方住宅地の一軒家に住んでおり、両親を亡くして天涯孤独になった、主人公夏目貴志の養父母である。
妖怪が見える夏目貴志が、その理由が故にはた目には奇行と見える言動で「薄気味悪い」「うそつき」と噂されて避けられていたのを、理由を知らないまでも噂もろとも引き受ける寛容な性格であり、実子がいないためか夏目を実子の如く大切に扱う。
人との関わりを避けて心を閉ざして生きていた夏目が、心を開き始めたのはこの夫婦との出会いが大きい。
お互いを「滋さん」「塔子さん」と呼び合い、大変仲睦まじく理想の夫婦としてしばしばあげられる。