概要
『銀河戦士バルロイ』に登場する主要キャラの一人。
惑星ゾンにある、非常に高度な文明を有するグラスカ帝国の皇帝であり、反旗を翻した自身の影武者「陛下仮面」を討つべく、宇宙で成功を収めていた傭兵「バルロイ」を召還した張本人。
自らの不甲斐無さで迷惑をかけることに自責の念を感じてか、バルロイの旅に同行する。
口癖は「お前たちもう寝なさい」であり、第一話でバルロイに休息を促すシーンは宇宙戦士バルロイを語るうえでは欠かせない名シーンともいえよう。ちなみにバルロイは陛下の勧めを拒否した。
娘が12人いるが誰とも血はつながってはおらず、孤児となった彼女らを不憫に思い引き取ったという心温まるエピソードがある。このエピソードを鑑賞したファンは、陛下のその素晴らしい人柄に涙せずにはいられないだろう。ちなみにバルロイは娘の一人に乱暴を働いた。
性格は非常に穏やかで優しく、度重なる困難を通じてバルロイのよき理解者となっていく。彼とバルロイが朝焼けを背景に語り合うシーンもまた、この作品の名シーンと言えよう。
そんな彼だが、最終回にて謎の少女に頭を吹き飛ばされるという衝撃的な最期を迎えてしまう。陛下に止めを刺した人物、及びその背景は放送が終了した今でも明かされておらず、ファンは続編及び後日談の発表を日夜心待ちにしている。
(もっとも、視聴率の低迷や玩具の売り上げ不振による打ち切りではないか……という声もあり、続編は絶望視されている。)
……というのは真っ赤な嘘で
『宇宙戦士バルディオス』の登場キャラクター「トリノミアス3世」(通称『陛下』)である。
開設して間もなかった「ふたば☆ちゃんねる」の二次裏板にて「お前たち、もう寝なさい」というコメントを乗せた彼の顔画像が貼られ、「誰このジジイ」と返されたのが全てのはじまりである。
くだらない会話しか続かない掲示板で、誰が見ても納得する"寝ろ"という単語と、絶妙なキャラクターチョイスがウケたのか、次第に掲示板の決まり文句となっていく。最終的には「ふたば☆ちゃんねる」以外の掲示板にまで波及していき、誰かが陛下の顔画像を貼るか、「お前たち、もう寝なさい」とコメントするたびに、「誰このジジイ」と返されるのがお約束となっている。
ちなみに、陛下は原作『宇宙戦士バルディオス』においては、登場したその回ですぐに殺されるという完全なチョイ役であり、寝ている間に敵の闇討ちに遭う偉い人という舞台装置に過ぎなかった。劇中の前半パートで少しだけ喋るシーンがあるものの、当然このような台詞は存在しない。
本編ではモブ扱いもいいところであったが、上記サイトの人気もあってか「スパロボZ」ではサブキャラに抜擢され、ストーリー上のみの会話キャラクターとして参戦。このゲームが新作として発表された際に、プロデューサーの口から陛下の登場がtwitterにアナウンスされたという逸話も存在した。
関連イラスト
関連項目
誰このおっさん:似て非なるもの