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概要

延喜17年(917年)~貞元2年2月22日(977年3月14日)

平安時代に実在した陰陽師で、賀茂忠行の長男であり、安倍晴明の兄弟子(または師)として有名。

陰陽道に優れ、当時の陰陽道の模範として知られていた。伝説では幼い時に父親の儀式に付いて行った際に、祭壇にが集まっていたのを見たと言い、これを聞いた忠行は保憲が修行を積まなくても鬼が見える才能を持っていると知り驚いたという。

暦道にも究めており、著書に『暦林』や『保憲抄』を残した。この『暦林』はその後の旧暦研究において必要な資料として伝えられ、暦法の発展に保憲がいなければできなかったといっても過言ではない存在となった。

暦博士や天文博士、陰陽頭、主計頭などを歴任し、陰陽師としては早い昇進を続け、父親を抜いて昇進した時は父親も昇進して欲しいと願い出たほど。

陰陽道において、暦道は息子の光栄に、天文道は晴明に継がせたといわれ、これにより賀茂家と安倍家(土御門家)が陰陽道界の二大宗家の始まりとなった。

フィクション作品では晴明のライバル、というよりは良き仲間や兄貴分、助言者などの関係で登場することが多い。

夢枕獏小説陰陽師』では猫又を連れている。

荒俣宏の小説『帝都物語』に登場する魔人加藤保憲の名前はここからとっている。

ゲーム『久遠の絆』では安倍晴明・鷹久(主人公の平安時代の前世)兄弟の親代わり、という変わった立ち位置の作品もあれば、

ゲーム『ONI零~復活』のように、晴明とは全く関係がなく、五行軍を離反した弓弦や、前鬼村での戦いの際に弓弦に保護された司狼丸達を居候として受け入れる立ち位置になる事もある。

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    完結です。 こんな結末で、すいません。 やはり、グタグダになりました。 こほん。 いつもブクマありがとうございます。 以下ネタバレあり 今回は、随分と物悲しいものになりそうですが、博雅様は強いお方なので、ね。 晴明様が死んでも多分前向きに生きてくんじゃないかなと思います。 原作でも、毎回毎回 「ゆこう」 「ゆこう」 になるのって、晴明を護るためだったり そして常に悪意のない美味しいとこ取り。 本当はね、死に間に合わせるつもりでしたか、最後は恋人より兄ちゃんの腕の中で良かったんじゃないかなと思います。 「保憲兄様」 って言わせたかっただけなの
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    すみません、やってしまいました。 クロスオーバー。 しかもタイムトラベル。 何でも許せる方のみご覧くださいm(__)m 基本ギャグです。 陰陽師、建築探偵、どちらかご存知なくても読めると思います。 引きこもり生活、本の整理してたらうっかり読み返してしまった建築探偵。 読んでるうちに、オフェリア書いていた手がいつの間にか冒頭部分を書いていて、いつの間にか陰陽師と絡んでいて、いつの間にかupしていました。 何故だろう。書いてる本人的には違和感がない……。現代(1997年だけど)と平安なのに。 陰陽師メンバーは、拙宅の基本の20歳後半~30歳。 博雅が三位になってますが……気にしない。 建築探偵メンバーは、京介と深春が28歳、蒼が18歳です。 いいね、ブクマ、コメント、いつもありがとうございます!
    10,540文字pixiv小説作品
  • #歴創版日本史ワンドロワンライ

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    陰陽師本booth通販始めました→https://5296mithu5296.booth.pm/ サンプルはこちら→https://www.pixiv.net/artworks/76981831 夢枕版陰陽師作品一覧はこちらから↓ https://www.pixiv.net/series.php?id=866833 ------- 源博雅、賽の河原で赤鬼に出逢う之事(全2ページ) 意識が浮上した博雅は、真っ赤な世界の河原に立っていた。 幼い子ども達が一心不乱に小石を積んでいる。 そこに金棒を担いだ赤鬼が現れてー…?
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