概要
一般の用法では主に体調を示す言葉として使われる。
一部のフィクション作品では性的な場面でよく使われる言葉のひとつ。
フィクション(非現実)で使用される「身体は正直」の意味は、口では嫌がってはいるものの、身体が本人の代弁をしていると言う解釈の事。アダルトビデオ、エロ漫画、エロアニメ、エロゲ、エロ同人などでよく見かける。
※この解釈は現実では適用されません
中華圏での用法
中国・台湾では「口では嫌だと言っても体は正直なものだ」から漢字を抜き出した「口嫌体正直(繁体字:口嫌體正直)」の形で使われている(NvidiaChina bilibili 「中华オタク用語辞典:后宫と口嫌体正直」、Au Yeung Yu Leung IGN Japan「“口嫌体正直”とは!? 中華娯楽週報 第12回:「中華宅」の世界をエンジョイするための楽しい中国語ネットスラング特集、第2弾!」)。これは、日本のアダルトビデオやアニメを(しばしば海賊版による)字幕で視聴する習慣から生まれた。
当初は日本同様、主に性的な場面で使われていたが、やがて内容に関係なく「傲娇(繁体字:傲嬌。ツンデレの意訳)」の表現として使われるようになった。ただし、「傲嬌」は無生物を擬人化する用法もあるが、「口嫌体正直」は必ず生物に対して使うという。
さらに、オタクを離れて、一般にも「口では反対していても、実際の行動は矛盾している」行動を意味する用語として使われ始めた(台湾『自由時報』「口嫌體正直!藍營人士相繼偷打疫苗 林俊憲:支持者受害」)。ついには、中華人民共和国駐大阪総領事館が日本語に戻して使ったために、大きな反響を呼んだ。